コンクリートの丸い跡について
コンクリート打ちっぱなしの建物や擁壁などにある連続した浅い丸い穴の模様のような謎の凹みを見たことがあるでしょうか。
これはPコンを取り除いた後の穴を埋めた跡で、通称「Pコン穴」または、セパ穴と呼ばれるものです。
Pコン穴(セパ穴)とは
コンクリート構造体を作る際、コンクリートを流し込むため型枠をつくるのですが、それを固定させるためPコン(プラスチックコーン)とセパレーターというものを使用します。コンクリート打設後、型枠などを取り除いた後の名残があの丸い凹みになります。
Pコンを取り除いて塞がないと写真のようにセパレーターの一部が見える穴が残るのですが、穴をモルタルで塞ぎますと写真左側のようなよく見る模様になります。美しいコンクリートの模様の一つですが、どう化粧するか施工者の見せ場の一つでもあるそうですよ。
Pコン穴(セパ穴)の活用 Vol.1
前置きが長くなってしまいましたが、このPコンの穴、先述しましたが錆止めなどの理由から通常塞ぐのですが、家の内側では防腐処理をしてしまえば活用できます!
(外壁側はNGとのこと)
実は家を建てる前からこの穴を活用したいと考えていまして、家を建てる際、工務店さんにPコンの穴を塞がないようにお願いしていました。
というわけで今回は、この塞いでいないPコン穴の活用例をご紹介いたします。
Pコン穴(セパ穴)でフックをつくろう
まず下記のものをホームセンターで購入します。
材料
- 高ナット(または長ナット) 5/16 長さは25mm〜40mm
- アイボルト W5/16
今回は、高ナットのサイズを2種類用意しました。フックに長さを出したい場合は40mmにします。25mmだとフック部分のみが突き出る感じになります。
1)Pコン穴(セパ穴)に高ナットを取り付けます。
2)アイボルトを取り付けます。
3)完成!
アウターを掛けたり…
絵を飾ったり、お気に入りのカバンを掛けたりと色々と活用できそうです!
お手軽DIYなのでぜひ試してみてください。
他には市販品でPコンフックも売られているようです。とてもきれいな仕上がりなものがあったりしますので探してみるのも一つの手ですね!
棚なんかもつくれるそうなので、製作ができたらVol.2として紹介いたします。
Web事業部/K