出会いはかれこれ20数年前。雑誌で見て目を奪われ、心を鷲掴みされたのがtrack furnitureのFK SOFA（3シーター）でした。
自分の中の理想をそのまま形にしたようなソファで、以来、どんなソファを見ても心は動くことがなく、密かに「いずれ自分の居場所ができてソファを買うなら絶対あれ」と、思い続けてきたそれがついに手元にやってきました…！
色は昨年ちょうど追加されたばかりの「グレージュ色」。2002年の発売以来定番のカーキ色よりもトーンがやわらかで、どんな雰囲気のインテリアにも比較的合わせやすそうな印象です。
個人的なお気に入りポイントは、まずなんといってもこの太畝のコーデュロイの張り地。ラフでざっくりとした素材感で、見た目・触り心地ともにたまりません。脚はウォールナット材で、床の色との相性も◎。
バフっとフカっと体が包まれるような座り心地も理想どおり。背面と座面のクッションの中材は羽毛（フェザー）で、背面のクッションを肘掛け側に移すとこれが枕のようになり、寝転ぶと絶妙な心地よさです。
幅は2040㎜で、大人が横になってもゆとりのサイズ。家にあると無性に座りたくなるソファです。
「いつかは！」と憧れていても、そのもの自体がなくなってしまったら願いは叶いません。20数年間変わることなく定番品として存在し続けてくれたことに感謝したいですし、それは普遍的なデザインである証拠でもあります。
truck furnitureのHPでは、このソファの誕生にまつわる作り手である黄瀬さんによる興味深いストーリーが紹介されています。よろしければこちらをのぞいてみてください↓
https://www.truck-furniture.co.jp/backstories/fk-sofa/
編集部Nマキでした。
