2024年を迎えて3週間。時間の流れるスピード感に、早くも恐れおののいている編集部のNマキです。
さて、年の変わり目は、心機一転して新しいことを始めるのに良いタイミング。私はこれまでに何度となく「今年こそは日記を付けよう!」と思い立ち、そして何度となくあっさり挫折してきました…。
なぜそんなにも日記が続かないのか。あれこれ考えてみたところ、つまりは「自分のことについて文章を書きたい!残しておきたい!という衝動や趣向を持ち合わせていない」という結論に至りました。…続くはずがありません。
とはいえ、毎日違う時間を過ごしているはずなのに、一週間を思い返しても、よほど特別なことが起こらないかぎり限り、茫漠として一緒くたな印象の日々。一日の中にささやかでもあるはずのハイライトすら思い出せず、時間や行為の積み重ねが実感できない。それって、もったいないのでは…!
ということで、2024年1月1日から試みに始めたのが「ひとこと日記」です。
これは手帳の年間カレンダーに、1日のうちで最も印象的だった物事を一言で記していくというもので、私が決めたルールは3つ。
① 書くのは単語のみ(文章にしない)
② 一日最大2単語まで(1つに絞るのが難しい日もある)
③ 書くのは食べ物・天気・イベント・悲喜こもごも何でもいいけど、あくまで自分の生活のこと(世間の出来事はNG→自分で書かなくても日付で調べれば分かるから)
手帳はいつも持っているし、文章を書くというハードルもない。毎日1つくらいはその日を印象づける出来事はあるもので、開始から3週間、順調に続いています!1日の終わりに「今日の一言は何かな?」と考えることが、その日を思い起こすひとときになっていて、これは私には新しい感覚です。
言葉と記憶の関係性はおもしろいもので、自分がその日一番印象に残ったキーワードが分かると、それを起点に周辺情報へとつながって、「あ、あの日ね」と記していない出来事まで脳裏に立ち上がってくるのです。年間スケジュールの表に一覧で視覚化されるのも「積み重ね」が実感できて、なぜか少し嬉しくなります笑。
何かを習慣化するのが、とにかく苦手な質。ではありますが、今回は「365日分のひとことで埋め尽くされたカレンダーを見てみたい!」という好奇心を動力に、ひとこと日記を楽しみたいと思っています。