シューズクロークをつくるときに
考えるべきポイントと収納アイデア

例えば、

  • 掃除道具
  • 靴磨き道具
  • コート、雨具
  • アウトドアグッズ
  • ゴルフセットなどのスポーツ用品
  • BBQ用品
  • 畑仕事用の道具
  • お子さんの小さな自転車
  • スーツケース
  • ベビーカー

など、靴以外にも玄関まわりに置いておきたいものはたくさんあります。シューズクロークが人気の大きな理由は、設計と工夫次第で、サイズも用途も多様なこれらの生活道具をまとめて収納しておける点にあるのでしょう。

ご夫婦たっての希望で設けられた広い玄関土間。棚にはキャンプ用品などのアウトドアグッズを収納

このように活用範囲の広さが魅力のシューズクローク。広さや収納棚の寸法、機能などを検討する際に考えるべきポイントや収納アイデアを、以下の9つの物についてご紹介します。

履物(靴、サンダル、ブーツ、長靴など)の収納

家族全員の靴をすべて出して並べてみると、革靴・スニーカー・ブーツ・サンダル等々、意外に多いことに驚かされます。北海道をはじめ寒冷地では、夏と冬で履物が違うので、必然的にその量が多くなります。

下図は、履物用収納棚の寸法の目安です。棚板はダボで受ける可動棚にすると、履き物の高さによって調節ができます。棚板の奥行きは30㎝くらいでほとんどの靴が収まります。
(図)大人の靴の一足分の幅は18㎝~23㎝ほど。横80㎝の棚板には4足程度が並ぶ計算になる。棚の上下の間は通常16㎝くらいで大丈夫だが、ハイヒールやブーツは、もっと高さが必要。可動式の棚にすると融通が利きやすい
 
棚板にはカーペットタイルを敷くと、カーペットが濡れた靴の水をキャッチしてくれるので、棚板の汚れや傷みを防げます。ときどきカーペットの埃を叩いて汚れを落とすと長く使えます。土間に置く式台は、スノコや板でも代用できます。靴を出し入れするのに役立ちます。
靴で棚板が傷んだり汚れたりするのを防ぐのに、プラスチックの人工芝を敷いたり、
同じデザインのトレーに一足ずつ入れたり、さまざまなアイデアが見られる

シューズクローク内は扉をつけないのが一般的ですが、埃が舞いやすいので、長期間履かない靴は、シューキーパーを使って型崩れを防ぐとともに不織布の袋などに入れると、埃が付かず、来シーズンも気持ちよく履けます。