こんにちは、WEB事業部のTです。もうすぐGWですね。みなさんお出かけの予定を立ててそわそわ過ごしているんじゃないでしょうか。

私がどこかへ出発する前に準備するものは本です。家の中より外で読む方が好きで、移動中や待ち時間などどこでも読みます。そうして一緒に連れ添った本が思い出の一冊になることも。(とはいえ1ページも開かないことも、しばしばありますが…)

エッセイが好きでよく読むのですが、あらためて本棚を見るとタイトルに「日記」とついた本が多いことに気づきました。日記と言えど、日常生活を綴ったものから旅行記までさまざまありますが、今回は一足先に旅気分を味わえる?本をいくつか紹介します。

表紙イラストは長崎訓子さん
読みこみました感が強い

【画像左】LAフードダイアリー/三浦哲哉
LAに渡った映画研究者が「食」を通して考えたアメリカ。ユニークな食生活エッセイ&体験的都市論。「ハッピーターンの粉のまぶしたフライドチキン」や「季節のない寿司」など気になる食べ物がたくさん登場。普段当たり前に感じている食生活について考えさせられる一冊でした。

【画像右】どくとるマンボウ航海記/北杜夫
水産庁の漁業調査船に船医として乗りこみ世界を回遊した作者の珍事あふれる航海記。船上生活をユーモアあふれる文体で記していて、60年以上前の本ながらとても面白く読めます。学校の図書室にも置かれている本のようです。こんな大人になりたいと思ってしまいますね。

どれも読みやすいエッセイシリーズ
辞書並みの分厚さ!ビニールカバーが付いていて装丁も可愛い

【画像左】外遊日記/三島由紀夫
まだまだ外国旅行の不自由だった時代の旅日記。新しい文化に触れた時の感想が毎回面白く、一気に読み進めてしまいました。

【画像右】だいありぃ 和田誠の日記(1953〜1956)/和田誠
和田誠氏の10代の頃の日記を手書き文字のまま書籍化したもの。和田さんのファンである私は即買いしました。殴り書きで読めないような日があったりイラストが添えてあったり、どこから読んでも楽しい一冊です。手書き文字の熱量を感じます。

中身をチラ見せ。こんな感じで時々描かれたイラストに嬉しくなります

みなさんの旅のお供はなんですか?ぜひ素敵な時間をお過ごしください。