どうも、こんにちは!リプランくんです。この間、久しぶりに「江別 蔦屋書店」に行ってきたんだ。
実は、江別 蔦屋書店とのコラボイベントで『大工さんが教えるウッディスタンドづくりワークショップ』を開催したの。リプランくんもスタッフとして参加してきたんだ。今回はイベントの様子とウッディスタンドのつくり方について伝えるね。これを読めば家でも簡単につくれるから、DIYに興味がある人は絶対見てね!
ワークショップでつくるウッディスタンドは、ベランダなどに置いて、グリーンを飾るのにちょうどいいサイズ。組み立て式で、バラしてコンパクトにすることができるんだ。車に積んでキャンプに持って行って、ランタンなどの道具を置くにもちょうどいいよ。多用途に使えるのは嬉しいよね。
今回のワークショップは、江別の地元工務店「多田工務店」さんと「ネオス建築」さんに協力してもらったの。材料や道具の準備から実演による講習まで、ほんとうにありがとうございました!
これからはウッディスタンドづくりの各工程について詳しく説明していくね。
①ヤスリをかける
最初は木材のヤスリがけ(研磨作業)から。木材をカットしてそのまま使ってもいいけど、研磨作業をして素地を整えておくと、塗装したときによりきれいに仕上がるんだ。ヤスリがけは、すべての木材で行わなければならないから、実はかなり時間がかかる地味な作業だけど、みなさん真面目にやってくれたよ。
今回使ったサンドペーパーは「#150」のもの。この数字は、サンドペーパーの表面の目の粗さのことを示すものなの。数字が小さいほど粗目(#40~#100=粗目、#120~#240=中目、#280~#800=細目、#1000=極細目)になるから、材料の粗さや仕上がり後の質感を想像して決めてね。ちなみに少しザラザラなぐらいのほうが塗料が載りやすいんだって。
②線を引く
次は部材を組み立てる前に線を引く作業。この線の位置が間違っていたら、組み立てたときにズレが発生してしまうから気をつけてね。メジャーと差し金(金属製のL字型の工具)を使って正確な位置に線を引いていくよ。線を引くときもズレないように一気に付けることが大事!
今回のスタンドは、脚になる木材の最上部とその下に板を張って、その間に別の挟む形なんだけど、そこで下の写真に見える2つの線の空きの寸法が大事なの。挟む板より空きが狭かったらそもそも板が入らないし、空きが広すぎたら安定感がなくなるからなんだ。今回は挟む板が19㎜だったから、ここの空きはそれより少し広い22㎜間隔にしたよ。
③ビス止め(組み立て)
次はいよいよ組み立て。インパクトドライバーを使ってビス止めして脚を組み立てていくよ。今回は角材と合板を合わせて39㎜だったから、32㎜のビスを使ったよ。インパクトドライバーを初めて使う人も多く、最初はみなさん恐る恐るだったけど、何回かやったらすぐ慣れて、どんどん様になってきたんだ。
インパクトドライバーってなんかかっこいいよね。でも力がある分、トリガーを強く押しすぎると回転が早くなって危ないから、最初はゆっくりね。ビス止めすることで、木材が少し盛り上がってきたりすることもあるんだけれど、それはヤスリでササッと削ってあげたらきれいになるよ。
④塗装
最後の工程は塗装。今回使ったのは「リボス」という自然塗料で、実際多田工務店の現場で使っているものなんだって。子どもが飲んでしまっても大丈夫なぐらい安全で、幼稚園などでよく使われているらしいよ。もちろん好きな色のペイントを塗ってもいいし、オイルでも種類によって仕上がりの風合いがまるで違うから、塗料のセレクトはお好みで。
まずはハケで塗料を塗っていく。あまりいっぱい付けすぎないようにね。実はオイル塗りはハケ塗り=仕上がりではなく、塗ったあとの拭き作業が大事なんだ。ある程度塗って、しっかりウエス(油や汚れ、不純物などを拭き取ってきれいにするために使う布)で拭き取っての作業を繰り返していくんだ。ちなみにウエスには特に決まりはなく、普通のふきんや着なくなった服とかを使ってもいいよ。塗装作業が終わったら、1日ぐらい自然乾燥しておけば完璧に乾くよ。
⑤完成
完成したから一回組み立ててみたよ。2つの脚の間に板を2枚。上の短い板ははめるものだけど、下の長い板は載せておくだけ。きっちり止めてないから横ゆらぎはあるけど脚の構造上倒れることはなく、実際物を置いたときのほうが安定するんだって。
今回のワークショップは、つくる人も見る人もとても楽しめたイベントだった。見学してくれた人やつくり方を教えてほしいという人もたくさんいたよ。ここ2年ほどコロナウイルスでイベントが中止になることも多かったから、久しぶりにいい体験ができたよ。またリプランでこういうイベントがあったらよろしくね!
そしてDIYは楽しさはもちろん、達成感もあって面白いよ。小さいものからでいいからみんなもチャレンジしてみてね!
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