ヘルシンキで一番知られている和食といえば、間違いなく「SUSHI」。そう、お寿司です。ヘルシンキには数多くの寿司レストランがあって、「スシビュッフェ」と呼ばれるお寿司の食べ放題スタイルが人気です。週末だと19ユーロ(約2400円)くらいが相場です。先日、ヘルシンキの中央駅すぐそばにある、寿司レストラン「HAIKU」に行ってきました。
フィンランドのお寿司で私が一番好きなネタはなんといってもサーモンです…というか、実は魚の種類が豊富な日本とは違い、残念ながら他の魚をネタにしたお寿司があまりないのです。初めは日本と比べてがっかりしていたのですが、今では日本では見かけないネタを試すのが楽しみになりました。
例えばこんなアボカドの握り。フィンランドではけっこう定番です。
いなりずしの形も日本とはちょっと違って、かわいらしいフォルムです。海苔を具としゃりの間に挟んで巻いたカリフォルニアロールもよく見ます。
寿司レストランで働いているのは日本人ではなく、たいていは中国をはじめとするアジア系のスタッフです。だから日本人には馴染みのない斬新なアイデアが出るのでしょう。かなり変わったところでは「寿司の天ぷら」や「イチゴの寿司」などを見たことがあります…。
ほとんどのフィンランド人はお箸を上手に使ってお寿司を食べています。でもお味噌汁にはれんげが用意されていました。ちょっとしたカルチャーショックでした…。
街にある寿司店の名前を見るのも楽しみのひとつ。下の写真の店名は「MOSHI MOSHI (もしもし)」。他にも 「Itsudemo(いつでも)」「Konnichiwa(こんにちは)」など、日本人だと店名としては考えつかなさそうなネーミングもあります。
そして最近は、スーパーでもお寿司を見かけるようになりました。例えばサーモンのお寿司10個で、11.95ユーロ(約1500円)です。すっかりヘルシンキにお寿司を食す文化が根付いてきたんだなと感じています。