フィンランドで最近私が気になっているのが「ケサカハヴィラ kesäkahvila」。フィンランド語で「ケサ」は夏、「カハヴィラ」はカフェの意味。つまり、夏限定で営業するカフェのことです。

先日そのケサカハヴィラに行ってきました。1階がカフェ、2階は住宅になっています。100年前に建てられた素敵な木造住宅が立ち並ぶ、キャプラという住宅街にあります。ここにカフェがあることを知らないと来れない、ちょっとした隠れ家的な存在です。
※キャプラについての以前の記事はこちら▶https://www.replan.ne.jp/articles/14493/

キャプラという街にある隠れ家的なケサカハヴィラ

このお店の名前はカハヴィラシーリ。シーリとはフィンランド語ではりねずみです。2020年は6月6日から8月23日までの営業です。看板には、はりねずみのキャラクターが書かれています。

看板には、店名にちなんではりねずみのキャラクターが描かれている

ケサカハヴィラには、素敵なテラス席があるのが特徴。だから冬にはやっていないのですね。フィンランドの夏は暑すぎず、からっとしていて外を楽しむのに最高の季節です。カハヴィラシーリのテラス席は、住宅の庭にあります。お友だちのガーデンパーティーに招待されたような気分を楽しめます。

緑に囲まれた木陰のテラス席が気持ちいい

室内もかわいらしいインテリアで、席も数席ありましたが、そこにはほとんど人がいませんでした。フィンランドらしい光景だなと思います。フィンランド人は、夏はできるだけ外で過ごしたいのです。通年営業しているカフェでも、テラス席が満席で入れないのかと思ったら、店内はガラガラに空いているということはよくあります。

インテリアがかわいらしい店内
美味しそうなパンやスイーツが並ぶ。フィンランドのカフェは、席ではなくカウンターで注文するのが主流

私はバニラソースがかかったルバーブケーキとコーヒーをいただきました。ストローはエコロジーなガラス製でした。

バニラソースがかかったルバーブケーキとコーヒーで、夏のカフェ時間を満喫

友人に誘われて足を運んでみると、ケサカハヴィラが意外とヘルシンキに数多くあることに気づきました。今年の夏は、ケサカハヴィラを新しく開拓してみるつもりです。