今回は、フィンランドからユニークな方法で仕事をしている大工さんを紹介します。ヘルシンキから電車で約1時間、ラハティという町に住むマルックさんです。
マルックさんの仕事は「自分の家」を建てることです。そして完成すると今住んでいる家を売りに出し、完成した新しい家に引っ越すのです。マルックさんは基本的に1人で家を建てていて、電気や給排水工事も自分で行います。
こちらが今マルックさんの住んでいる5軒目の家。地下がある平屋です。すぐ裏には以前住んでいた4軒目の家があって、今は別の方が住んでいます。
リビングの中心には、薪ストーブがあります。スキップフロアになっていて、キッチンより高くなっています。天井は高く開放的でロフトもあります。
ロフトからはキッチンを見下ろせます。オープンキッチンで、スペースはかなりゆったりとした広さです。
こちらが今建築中の、6軒目の家です。マルックさんいわく「将来売ることがわかっているけれど、売れやすい家にすることはなく、あくまで自分たちが住みたい家を考えて建てている」とのこと。
人生で5軒も、自分で自分の家を建てている人はなかなかいないのではないのでしょうか。現在は5軒目の家を売りに出して、売れるのを待っているそうです。