フィンランドでは、新築の戸建住宅を見学するのはとても難しいです。なぜかというと、新築で戸建住宅を建てることは少なく、古い家を買ってリノベーションすることが多いからです。また日本のような常設の住宅展示場はありませんし、建築中のオープンハウスの情報もほとんど聞いたことがありません。

でも、新築の戸建住宅を見られる絶好のチャンスがあります。それがハウジングフェアです!ハウジングフェアは、年に一度フィンランド各地で場所を変えながら開催されている大規模な住宅博覧会で、1966年に始まりました。

日本の住宅展示場に似ているのですが、一般公開は夏の一か月のみで、フェアが終わるとすぐに入居予定者が引っ越します。ほとんどの住宅では、すでに住む家族が決まっているのです。展示用の会場ではなく実際に住むことを目的とした住宅地で、公園等も整備されています。2019年は33棟が公開されました。

ハウジングフェアでは、インテリアやエクステリアなど住宅に関するブースも色々あります。新築だけでなく、リノベーションする人の参考にもなります。

テラスに置くのにぴったりなテーブルやチェア、小物も

住宅の中には必ずサウナ。フィンランドらしいですね。

庭に置くことのできるサウナ小屋も展示されています。

複数の戸建て住宅が連なったつくりの家も、わりとよく見られます。

ハウジングフェアの家の9割以上は新築でしたが、これはリノベーション。しかもまだ工事中でした。間に合わなかったのかは疑問ですが、個人的には工事中の方がおもしろくて興味津々!

この会場内にある新築住宅に住む予定の夫婦が、家を案内している動画がありますので、ご覧ください。珍しいフィンランドの新築住宅の中が見られますよ。
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https://www.youtube.com/watch?v=UtrU37pSfno&t=148s

2019年は7月12日から8月11日の1か月間、コウボラで開催されました。来年2020年は7月10日から8月9日までトゥースラで開催されます。まだ少し先ではありますが、2020年の夏にフィンランド旅行を計画されている方は、ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか。一部ですが情報はこちらからどうぞ(英語です)
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http://asuntomessut.fi/english/what-is-a-housing-fair/