年に一度、薪ストーブ愛好家や導入を検討している人たちが集うお祭りがあります。それは「薪ストーブ日和祭」。札幌市に本店がある北海道リンクアップが主催するイベントで、今年で9回目を迎えました。そこで今回は、薪ストーブ好きにはたまらない企画満載のその様子を、一部ご紹介しましょう。
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「薪ストーブ日和祭」の会場は、ばんけいの森(さっぽろばんけいスキー場ロッヂ横)。今年の開催日は、8月31日(土)と9月1日(日)の週末の2日間でした。両日とも10時から16時までということで、初日の朝9時40分くらいに現地に着き、駐車場に車を止めてロッジ横の会場方向へ歩いていくと、受付前にはすでに長蛇の列が…。
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少し早めに開場となり、受付を済ませた来場客の多くがまず向かったのが、焚き付け用の皮付き白樺材の袋詰め放題コーナー!油分を含んでよく燃える白樺の皮は、焚き付けに最適。薪ストーブ生活に必須のそれが格安で大きな袋に詰め放題とあって、皆さん一目散に端材の山に集まります。毎回大人気で、午前中には売り切れてしまうようです。
さて、会場内はというとけっこう広くて、薪ストーブに関わるさまざまなブースが出展しています。薪ストーブ本体を展示したブースでは、スタッフが使い方について説明してくれるので、これから導入を考えている人も参考になりますね。
薪ストーブ生活に欠かせないアクセサリ類が特価で買えるのも魅力。薪ストーブ専門店が主催するイベントだけあって、斧や室内用の薪ラック、灰バケツなどさまざまなものを手にとって見ることができます。また中古の薪ストーブの展示販売ブースもあります。実際の状態を見て検討できるので、安心です。
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体験型のコーナーや企画が充実しているのも、このイベントが人気を博している大きな理由です。まず見つけたのは、今話題のテントサウナ。総重量20〜30kgほどのテントサウナは、オートキャンプなど野外でサウナを楽しむ道具です。
スタッフに誘われて中に入ってみましたが、思った以上に熱い!!テント内は3人くらいで入るのにちょうどよい広さ。薪ストーブの上には石が敷き詰められていて、水をかければロウリュも楽しめます。
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このほか無料でできる薪割り体験や、ソーセージやマシュマロなどを焼いて親子で楽しめる焚き火コーナー、好みのトッピングをしたピザを薪窯で焼いて食べる体験ができるコーナーなど、薪や火に親しむ企画が充実していて、薪ストーブを持っていなくても十分に楽しめます。時間があっという間に過ぎてしまいそう。
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そして午前中のハイライトは、餅まきならぬ、着火剤まき。集まった来場者たちが、広場に設置したやぐらの上からまかれる着火剤を、我先にと拾いまくります!ちなみにこの前には、お子さんたちのみを対象にした「お菓子まき」があって、来場しているお子さんたちが嬉しそうにお菓子を抱えて、親御さんの元へ駆け寄っていました。
ほかにも紹介しきれないほど、薪ストーブに関するいろんな企画が催される、薪ストーブユーザー垂涎の「薪ストーブ日和祭」。あいにく今年はもう終わってしまいましたが、第10回を迎える来年はぜひ情報をキャッチして、ご家族みんなで足を運んでみてはいかがでしょう?もちろん、これから薪ストーブの導入を考えていたり、キャンプが好きだったりする皆さんにもおススメですよ。