先日の記事「家づくりの新定番!2way玄関で、スッキリ快適」でもご紹介したとおり、最近は2way玄関を採用するお住まいがずいぶんと増えてきました。この2way玄関は玄関まわりがスッキリ快適で便利なだけでなく、プランニングによっては日々の暮らしやすさを劇的に変えてくれる可能性があります。
そこで今回は、「暮らしやすさに合わせた2way玄関の間取り」にフォーカスして、Replanが取材したいくつかの住まいを見ていくことにしましょう。
リビング・ダイニング方向と
キッチン方向に分かれる2way玄関
動線を分けた2way玄関でよく見るのは、片方の動線がキッチンにダイレクトにつながるプラン。このお住まいでは、片方はキッチンに、片方はリビング・ダイニングにつながるよう設計されています。
「玄関とキッチンがつながっていて、買い物から帰ってきたらすぐに冷蔵庫へ向かえるように動線が考えられているので、本当にラク」という奥さんの言葉どおり、ほんのちょっとの距離でも、まっすぐキッチンへ行かれるのはとっても便利。時短にもなりますね。
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間取り図はありませんが、次のお住まいもキッチンと、リビング・ダイニングの2方向への動線を設けた2way玄関です。中古住宅を購入したものの、構造的にリノベーションが難しかったことから建て替えを決意。既存住宅の使いにくさから、プランニングでは動線にとてもこだわったといいます。そのお施主さんが「暮らしやすい動線」のひとつとして採用したのが、この2way玄関です。
キッチンのすぐ側まで土間が続いていて、買い物の荷物の搬入もスムーズ。コートなど外出用の上着をかけるスペースもあるので、キッチンにいながら出がけのお子さんたちの様子がわかり、声もかけやすいつくりです。
LDK方向と
収納+α方向に分かれる2way玄関
LDK方向へ行ける動線があるのはごく一般的ですが、もう一方の動線を収納+αの空間につくる例もときどき見受けられます。例えばこちらは、玄関に入って左手に収納スペースを配置。その先には、ユーティリティがあります。これならお子さんがスポーツなどして汚れて帰ってきても、浴室へ直行できます。
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一方こちらは、玄関を入るとすぐ右手にウォークインクローゼット!その先にあるのは寝室です。また広い土間の2ヵ所から、LDKにアクセスできるよう設計されているので、これはもはや3way玄関ですね…。
玄関のすぐ横にウォークインクローゼット+寝室というのは、一見すると「?」な動線かもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。ご主人はファッションが好きで、玄関まで出てきて全身のコーデを鏡で確認したときに、着ていた服と靴がうまく合わないと服を着替えたりすることもあるそう。もし2階にウォークインクローゼットがあったら、着替えのためにいちいち2階へ上がらなくてはいけません。その手間をなくすために検討した結果、この間取りが生まれました。このお施主さんにとっては、最も機能的な2way玄関なのです。
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
注文住宅ならでは!の
オリジナリティあふれる2way玄関
取材先のお宅のなかには、注文住宅ならではの個性的な2way玄関の家もあります。四角い家の中心に水まわりやウォークインクローゼットをまとめて、そのまわりを回廊でぐるりと囲むように設計されたこちらは、玄関に入ると左右どちらからでも家に入れる間取り。
玄関から右手に行くと書斎コーナーおよびキッチンへ、左手に行くとウォークインクローゼットや水まわり、リビングへとつながる、ダイナミックな回遊動線の起点が2way玄関となっています。
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2way玄関は、実は家の動線に大きく関わる重要なポイントになります。上手にプランニングに組み込むと、時短や小さな日常ストレスの軽減につながるはず。家づくりの際には、自分たちの暮らし方や生活動線をよく振り返ってプランを検討してみてくださいね。
(文/Replan編集部)
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