家づくりの選択肢のひとつとして広く認知されるようになってきた「リノベーション」。実家リノベ、中古リノベ、マンションリノベなど、その形態はさまざまです。住宅雑誌Replanでも、そんなリノベーションの実例を数多く取り上げてきました。
今回は、今年10月に発行した『ライフスタイルの希望を叶える デザインリノベーション宮城 2019』から、宮城で実際にリノベーションを経験したユーザーの声とその住宅実例写真をダイジェストで紹介します。
「いつかは家を持ちたい」と思っている方、新築かリノベーションか迷っている方、リノベーションにどんな可能性があるか知りたい方、必見です!
[case1:「とにかく大空間がほしかった」スケルトンリノベーション]
リノベーションして住むことを前提に、築20年の中古マンションを購入したSさん。「欧米の家によくあるスタジオルームのような、部屋の区切りがなく一つの大空間になっている間取りに憧れていたので、広さのある物件を探しました」と言うとおり、手に入れたのは約25坪、4LDKの広々としたマンションでした。
◎仙台市・Sさん宅 夫婦40代・30代
◎設計・施工:リクレア クレア工業(株)住宅事業部
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[case2:ナチュラルテイストの家具と調和するデザインに共感]
仙台の市街地に近い、好立地に建つ築44年のビル。以前は診療所だった一室を、住居としてコンバージョンした物件です。「部屋を見た瞬間、自分たちに合ったデザインが気に入りました」と、この住まいに惚れ込んだご家族がこの秋から新たな暮らしをスタートさせました。
◎仙台市・Sさん宅 夫婦40代、子ども2人
◎設計・施工:(株)N’s Create. [リノベ不動産 仙台]
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[case3:民家のリノベーションで経年変化を楽しむ]
リノベーションといえば、空間も性能もガラリと一新するのが一般的ですが、新しさや快適性よりも、古き良きモノの価値を最大限に尊重した例もあります。「何十年経っても木やモノは生きている、と心から実感しています。だからこそ簡単に解体してほしくない」というAさんのお宅。年月を感じる穏やかな空間へと再生されました。
◎仙台市・Aさん宅 本人40代、母、猫3匹
◎設計・施工:(有)ガルボ空間工房
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[case4:カフェ風空間で癒やしを満喫。DINKs夫婦の賢い選択]
自分たちの好きな間取り、好きな意匠の家で、夫婦水入らずの暮らしを楽しみたいと思い、社宅からの住み替えをしたMさんご夫妻。戸建ての新築も検討しましたが、お二人の最優先事項は立地。職場に近い街なかのエリアで自分たちの好きな家に住むために、中古マンションを購入してのリノベーションというスタイルをセレクトしました。
◎仙台市・Mさん宅 夫婦30代
◎設計・施工:muwaku STAP(株)
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[case5:価値をプラスし新たなライフスタイルを提案]
仙台で、住む人のライフスタイルや個性を表現した家づくりを行っている一級建築士事務所STAPに、新ブランドが誕生しました。その名も「muwaku 」。「muwaku」とは「無枠」。従来の枠を超えた、リフォームでもない、リノベーションでもない、新しい「増減改築」がコンセプトです。
◎設計・施工:STAP(株)
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Replan東北別冊『ライフスタイルの希望を叶える デザインリノベーション宮城 2019』では、さらに数多くのリノベーション実例と家づくりに関するレポートをお届けしています。ご興味のある方は、こちらの本もお手に取ってみてくださいね。
(文/Replan編集部)