6月に発売したReplan東北別冊『暮らしの演出家15人が語る 東北のデザイン2018』に登場いただいた、演出家15人を改めて紹介!
住まいにおける「デザイン」は意匠という意味だけでなく、住宅の機能や性能、そこで暮らす家族のかたちや大切にしていることによって形成されるもの。このインタビュー記事には、住まいや暮らしづくりに日々深く関わる演出家たちならではの、デザインへの想いがつまっています。一日5人ずつ、その印象的な言葉とともに紹介していきます。
[ No.11 オオツカヨウ建築設計・大塚 陽さん ] 「『デザイン』という言葉には、もともとラテン語で『問題解決のために整理して表現する』といった意味があります。まさにその通り、ヒアリングをしっかりと行うことで、お客様の考えが整理され、お互いに納得のいくデザインに昇華することができると思っています」
▶ シンプルながらも人に優しい、 きらりと光る住まいを
[ No.12 もるくす建築社・佐藤 欣裕さん ] 「住宅デザインは原理的であるべきと考えます。たとえば水の流れに逆らって木材を使えば腐りやすいように、建物はさまざまな『原理』の積み重ねでできています。『なんか気持ちがいい家』『佇まいがいい住宅』といった印象のモジュールは人間なんですが、これを突き詰めていけばどこかで必ず原理が見えてくるはず」
▶ スイスと日本建築から学んだ、 家づくりの「原理」について
[ No.13 花田設計事務所・花田 順さん/花田 直子さん ] 「近隣への配慮や全体のデザインといった『外側』に対し、『内側』とはソファに座ったときに見える景色や、どんな風に家族が団らんするかといった生活への視点。動線やライフスタイル、さらに困りごとの解消を図りながら、新しい生活を提案できるよう意識しますね」
▶ 住まいの設計。それは、 「関係性」をデザインすること
[ No.14 森内建設・森内 忠良さん ] 「空間提供という意味では、住宅も街も同じ。現況のインフラを活かしながら、街が少しでも元気に美しくなるような、人が集える場づくりを仕掛けていきたい」
▶ 豊かに美しく暮らすための、生活を設計する
[ No.15 蟻塚学建築設計事務所・蟻塚 学さん ] 「1つの建物が与えるインパクトも、地方の方が断然大きい。だからこそここで、自分が理想とする『北国ならではの透明感のある美しい家』を追求していきたいのです」
▶ 「透明感」のある空間デザインで、 北国でも、明るく美しく
3日間、ダイジェストでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?気になる演出家がいたら、ぜひリンク先の記事もご覧ください。演出家たち15人のインタビュー記事と実例紹介を掲載した、Replan東北別冊『暮らしの演出家15人が語る 東北のデザイン2018』は東北エリアの書店、ReplanWEBで販売中です。
(文/Replan編集部)