「NPO住宅110番」は、住宅雑誌Replanが長年にわたって育ててきたインターネット上の家づくりのための「世論の場」です。住まいの悩みに、住宅建築の最前線にいる専門家のみなさんが回答しています。この記事では同WEBサイトに寄せられた皆さんからの投稿・アドバイスを抜粋(一部修正)しReplan誌面に掲載したものをさらに厳選してお届けします。
Q 外壁と軒天井
質問者/愛知県・とっくん
記事No.19074/カテゴリ:構造・建材
はじめまして。新築から5年しか経っておらず、外壁と軒天井が剥がれてきました。建築士に相談したところ、西側で傾斜地ということもあり、熱と雨風でどうしてもしょうがないとの事でした。再度、施行することになりますが、高くて50万〜150万の見積もりが出されました。保険は災害ではないので適用外。設計士も対応はしかねる。
そもそも分かっていた話なら説明して欲しかったと思いますし、西日は覚悟していましたが、こちらとしては知識は無く、そんなにすぐ剥がれてくる木材を知りませんでした。
これは、泣き寝入りしなければいけないのでしょうか。それとも、何か策、アドバイスあれば教えて頂きたく相談致しました。よろしくお願い申し上げます。
A:回答者/(株)福地建装/HQ住宅研究所 ファース本部 福地 脩悦
本件の相談には、設計士さんとのやり取りが書かれています。施工責任は、あくまでも施工した業者にあります。設計監督の責任は設計士さんにありますが、施工責任を求めるべきでしょう。
紫外線劣化による西側斜面に限ったことではありません。西側斜面であっても家の外壁は東西南北に面しています。築5年での外壁の剥がれは、まさに施工技術の不備によると思われます。また天井の剥がれも同じことが言えます。
本案件では、設計士、施工者、施主(相談者)の関係の在り方が書かれていません。ともかく施主は、施工者に対して施工責任を問うべきと思われます。
質問者より
お返事ありがとうございます。施工業者の責任なんですね。木材を選んだのは、設計士だったんで、品質の問題かと思いましたが、施行に問題がありそうですね。一度、問い合わせしてみます。
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