大鰐町・Sさん宅 夫婦30代、子ども2人
設計・施工/(有)興都建設採用の電化機器
暖房/東北電力推薦エアコン2台
給湯/エコキュート(460L)
調理/IHクッキングヒーター
創エネ/太陽光発電システム5.17kW(あおぞらチャージサービス)
蓄エネ/蓄電池10.24kW(あおぞらチャージサービス)
以前は実家でご両親と同居していたというSさん。お子さんたちも大きくなり、手狭になったため、りんご畑を望むのどかな田園風景の中に新居を構えました。ご夫妻ともにエネルギーや住宅性能には関心があり、「冬暖かい家に住みたいけれども、エネルギー消費量は抑えたい」という思いがあったことから、高断熱・高気密施工の「FPの家」を手がける興都建設に設計・施工を依頼し、東北電力グループが推奨するスマートライフ電化を取り入れることにしました。
「電気代の見える化」機能も付いたIHクッキングヒーター、寒冷地仕様の天井埋め込みビルトインエアコン、省エネ性の高いLED照明をはじめ、最新機器の導入により消費エネルギーの削減を図っているSさん宅。南西向きの勾配屋根に5.17kWの太陽光発電パネルを設置したうえ、自家発電した電気をためて自家消費できる10.24kWhの蓄電池システムも導入し、自家発電を実現しました。
戸建てオール電化住宅での4人家族の平均電力使用量は1日当たり14~15kWh程度とされていますが、Sさん宅では1日当たりの発電量が約13.9kWhと試算されており、計算上は上手に蓄電できれば家庭で使うほとんどの電力を太陽光発電により賄えることになります。また、日常的な自家消費のためだけではなく、停電時や災害時のバックアップ電源として活用できる点も、蓄電池を導入する大きなメリットといえるでしょう。
なお、Sさん宅では「あおぞらチャージサービス with シンプルeでんき」のセットプランに加入しており、太陽光発電システムや蓄電システムの初期設置費用が無料となったほか、メンテナンス費用や10年後の譲渡も0円に。ご夫婦ともどもお得感を実感しています。
住まいは「オール電化+高効率機器による省エネ」というこれまでのスタイルから、「太陽光発電による創エネ・売電」、さらにその先の「蓄電池による蓄エネ・自家消費」の時代へ。次世代のライフスタイルを手に入れ、環境にも優しいスマートな暮らしを謳歌しているSさんご一家です。
当社はeハウスビルダーとして多くのオール電化住宅を手がけてきましたが、Sさん宅のような「太陽光+蓄電池」の家は初となることから、設計段階から東北電力さんと力を合わせ、屋根の向きや傾斜、蓄電池の収納場所などを一緒に考えました。共働きで日中留守にすることが多いことから、昼間に太陽光でつくった電気をため、夜に使用することを主目的に蓄電池を導入。200Vにも対応しているため、IHクッキングヒーターやエアコンなどにも使用が可能です。MAXに蓄電されていれば、2〜3日は普段と変わらず使えるので、万が一のときの安心感は大きいと思います。省エネ・創エネ・蓄エネの三拍子がそろった、まさに最先端の住宅ができました。(興都建設より)
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住まいに欠かせない要素のひとつである窓。今号ではじっくりと窓について考えてみましょう。
「窓のキホンを知る」では窓の役割やつくりの違いについて、「暮らしの中の窓を知る」では実際に家を建てたご家族の暮らしに対するこだわりや暮らしの希望と窓の関係について、「窓と住宅性能の関係を知る」では寒冷地で性能向上を続けてきた住宅と窓の性能向上がもたらした住まいの自由度について、それぞれ詳しく紹介しています。
あなたの暮らしにとって重要なことは何か。「窓」を考えることでそれが見えてくるかもしれません。
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