「NPO住宅110番」は、住宅雑誌Replanが長年にわたって育ててきたインターネット上の家づくりのための「世論の場」です。住まいの悩みに、住宅建築の最前線にいる専門家のみなさんが回答しています。この記事では同WEBサイトに寄せられた皆さんからの投稿・アドバイスを抜粋(一部修正)しReplan誌面に掲載したものをさらに厳選してお届けします。
Q カビの発生した角材
質問者/愛知県・たいへい
記事No.16844/カテゴリ:設備や内装一般
現在、家のフローリングを張っているんですが、いらない角材をもらいました。しかし、カビが少し発生しています。隠れる部分なので黒ずみは気にしないんですが、この角材を使用しても問題ありませんか? 湿度50%以下ならカビは死滅して増えないでしょうか? あと、死滅したら健康面も問題ありませんか?
A:回答者/(株)福地建装/HQ住宅研究所 ファース本部 福地 脩悦
カビとは真菌が栄養分をとって育ったモノを言います。外気は真菌に溢れておりますが、湿度が高く、空気が停滞し、湿気の多い木材があれば付着してカビになります。
当該木材をどのように使用するのかは明記されておりませんが、カビは胞子がハウスダストとして浮遊し、カラダに入れば疾患の要因となります。
a-1:回答者/jpken
乾燥すれば、カビは活動を停止しますが、死滅するわけではありません。湿度が高い時期には再び活動を開始しますので、そのまま使用するのは感心しません。
その角材を使用されたいということであれば、塩素系漂白剤に漬けるか塗るかして、一旦殺菌してから使用されると良いでしょう。黒い色も白くなります。
漂白剤の原液に漬けて、しばらく放置して、その後は十分に水洗いして、また十分に乾燥させてから使用されると良いと思います。塩素ガスが発生しますので、屋外で作業されると良いでしょう。
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