「変形地に建つ家は魅力がいっぱい!北海道の住宅実例4」に引き続き、今回は東北地方で変形地に建つ住まいを4事例ご紹介します。一見、家を建てるのに不向きだと思われるような場所でも、工夫次第で快適な暮らしができる可能性があるのではないでしょうか。
高低差のある敷地を活かす 広面の家[秋田県秋田市]
築30年の住宅を建て替えたご夫妻。敷地の高低差を活かし、2つの棟をガラス張りのダイニングでつなぐ構成によって、景色をうまくとり込む暮らしを叶えました。仕切りのない間取りと玄関から流れるように続く動線は、広い空間に良いリズムを与えています。また、日射と遮蔽をコントロールするために外皮を大きく確保。自然のエネルギーをも味方にして、冬場の寒さとは無縁の快適な住まいとなりました。
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三角地に建つ家[福島県郡山市]
土地の特徴を活かした鋭角なフォルムが印象的な住まい。中はスキップフロアとロフトを組み合わせた2階建ての構成です。2階にLDK、1階には玄関や水まわり、そして角度を利用した物干し用のサブテラスを設置。ダイニングとキッチンの間に設けられた小上がりは椅子と座敷の組み合わせを可能にし、空間に一体感が生まれています。家の随所で三角という土地の特性を活かし、その中で便利な暮らしを実現する工夫は必見です。
大開口から岩手山を望む「くの字」曲がりの家[岩手県八幡平市]
床から天井までの大開口が壮観なこの住まいは、斜めに入り込む土地を活かしたLDKが大きな魅力。「くの字」の開口部によってできたカーブが「見えない間仕切り」となり、リビング〜ダイニングを緩やかにゾーニングしています。床面を低く配したダウンフロアリビングからは、ウッドデッキ越しに岩手山の遠くまで視界が開け、開放感に満ちた時間が流れています。
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絶景を楽しむ変形地の住まい[岩手県奥州市]
細長い敷地を活かした変形デザインが魅力的な住まい。1階に和室、寝室、バスルーム、2階にはLDKとシアタールーム、ロフトといった生活と趣味を程よく組み合わせた間取りです。十分な広さを確保したウッドバルコニーは、アウトドアリビングとして雑木林や小川を望む絶好のスポットに。陽射しをとり込む大開口と開放感あふれる吹き抜けは、非日常的でありながら「好き」を追求した暮らしを実現しています。
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変形地での家づくりは、もしかすると四角い土地に建てるより個性的で、自分の好みをカタチにできるチャンスかもしれません。