北海道同様、冬の長いフィンランド。冬の間、海はこのように人が歩けるくらい凍っていたのですが…

フィンランドの凍った海

5月になってようやく春がやってきました。フィンランド人は雪解けが待ち遠しくてたまらないのです。そして先日、フィンランド人の奥様を持つ、オーストリア出身のアンドレアスさんの週末セーリングに参加させてもらいました。

クルーザーの停泊

クルージング

ヘルシンキから4時間ほどのクルージングで到着したのは、1周30分くらいで歩ける小さな島。フィンランドは砂浜がなく、岩場なのが普通です。みんなヨットで島にやってきて、サウナや散策を楽しみます。寝るのはヨットの中。キャンピングカーの海バージョンといったところでしょうか。以前北海道に住んでいた時に、道内をキャンプして回ったのを思い出します。

フィンランドの小さな島

こちらは海を一望できるサウナ小屋。電気はないので、薪でサウナを温めたりシャワー用のお湯を作ります。水道ももちろんないので、使うのは井戸水。

フィンランドのサウナ小屋

今日はシーズン初めの日。みんなで掃除をしたり、サウナ用の薪を割ったりしながら、わいわいと準備。そのあとは、パンケーキパーティーでさらに仲良くなります。今時期はだいぶ日が長くなり、21時でもまだまだ明るいです。

バーベキューの様子

ヨットの中はキッチンや冷蔵庫があって、料理を作って楽しめます。今夜のメニューはステーキと、オーストリアではよくあるというパンプキンオイルをかけたサラダ、オーストリア産の赤ワイン。食器やグラスは揺れても大丈夫なようにすべてプラスチックですが、そうは見えません。

クルーザーで料理を楽しむ

日没は22時。23時になってようやく暗くなってきました。週末になるとフィンランド中のいろいろな島に行ったり、はたまた1ヶ月かけて外国に行ったりという話をセーラーの皆さんから聞きました。憧れのセーリングライフなのでした。

フィンランドの日暮れ時