今年も旭川デザインウィークの季節がやってきました!昨年に引き続き(その様子はコチラ)、行っていろいろ見てきたよ。今回リプランくんたちが行ってきたところのおすすめポイントをさらっと紹介するね。

旭川デザインセンター

今年も旭川デザインセンターにやってきた!

まずはじめに向かったのは旭川デザインセンター。開館後まもなくの時間だったけど、すでに人が続々来場してたよ。今年のデザインウィークのこんせぷとは「Crossover(クロスオーバー)」。どんな出会いが待っているのかわくわくしながら、さっそく館内へ。

昨年は風船を使ったいんすたれーしょんだったけど、2019年は世界的に活躍するフランス人インテリアデザイナーのグエナエル・ニコラさんによるファブリックを使ったいんすたれーしょん。ファブリックはデンマークのテキスタイルメーカーKvadrat(クヴァドラ)社のもので「旭川の景色から抜き出した色」をつかっているんだって。

今年のいんすたれーしょんはファブリックをつかったもの
旭川の家具メーカーとのコラボ展示も

旭川にある多くのメーカーや工房の家具やインテリアをまとめて見れるのが、旭川デザインセンターの大きな魅力。デザインウィーク期間中は、ここでいろいろ見比べて、好みだったり興味を持ったりしたメーカーや工房の工場見学ツアーに出かける、っていうのもおすすめだよ。

デザインセンターの駐車場の右の奥のほうにあるシルバーの外観の建物にもぜひ行ってみて。1階は今カフェオープンのため工事中なんだけど、2階で「PLAN DE SPOON プロが削る木のスプーン達」っていう企画展をやってるよ。これは昨年好評だった展示の第2弾(昨年の様子はコチラ)。

PLAN DE HOUSEさんでは、「自分で切って、削って、仕上げて使う木のスプーンを作るキット」を企画・販売しているんだけど、この企画展はそのキットを、木工作家さんをはじめとするものづくりのプロに自由にアレンジ・加工してもらって完成したスプーンたちを展示するもの。

同じものを使って作っているのに、こんなにもいろんなかたちが出てくるって、ほんとオモシロイ!触発されて(?)、リプランくんもキットを買っちゃった。

「プロが削る木のスプーン達」のポスターより
作家さんたちのコメントを読むと、おもしろいよ

北の住まい設計社

旭川デザインセンターから30数分で、東川町へ!訪れたのは、一度行ってみたかった北の住まい設計社さんのショールーム。まわりを森に囲まれたバツグンのロケーションに、北の住まいさんらしいデザインの建物がとてもよくなじんでいて、なんだか日本じゃないみたい。

この週末は、今年で16回目の一大イベント「夏至祭」があるということで、お庭では準備が進んでたよ。全国各地から有名なお店が出展したり、ブーケづくりやバターナイフづくりなどのワークショップがあったりするみたいで、とっても楽しそう。。時間があったらぜひ遊びに行ってみて!

北の住まい設計社さんのショールーム入口
22日(土)、23日(日)は夏至祭が開催予定

ショールームの一角では、40周年記念の展示も。実際に今も使っているという30年とか経ったチェアやダイニングテーブルが置かれていたよ。デザインは古びてないし、本物木が味わい深くなったかんじが、ただただすてき。

今では廃盤になった家具たちは、今でも魅力が変わらない

ショールームでお願いして、工場見学もさせてもらったんだ。この工場がまたすてき。廃校になった小学校の校舎を使っているんだけど、あえて間仕切り壁をなくすなどの大幅なリノベーションはしないで、元の教室をそのまま作業場として使ってるんだって。建物もわくわくするし、職人さんの作業の様子も見れて工場見学は楽しいね!

廃校になった小学校の木造校舎を作業場に。建物は築90年以上だとか
廃校になった小学校の木造校舎を作業場に。建物は築90年以上だとか
大きなリノベーションはせずに、再利活用

製作途中のものや職人さんの仕事ぶりが見れる
家具づくりに使う木は、大きな倉庫で3年寝かせてしっかり乾燥。このプロセスがとても大事なんだって

gauzy calm works(ガージーカームワークス)

次に向かったのは、昨年からオープンを心待ちにしていた(!)gauzy calm works(ガージーカームワークス)さんのショールーム。築48年の戸建て住宅を減築リノベした建物は、住宅街のなかでとっても目を引くね。30歳以下のスタッフが12名もいる若手が多い会社だけど、家具づくりの技術は折り紙つき。真鍮がアクセントのオーダーキッチンや、脚のぐらつきを抑える工夫がされた個性的でデザインもすてきな大きなダイニングテーブルなど、ぜひ行って見てみてほしいな。

ガージーカームワークスさんのショールーム
真鍮がアクセントのオーダーキッチン

ちなみにショールームから車で5分くらいのところにあるファクトリーも見せてもらえるよ。その2階では、旭川デザインウィークの期間限定で、ガージーカームワークスさんと、札幌を拠点に活動する621(ロクニーイチ)さんのコラボ企画展も開催中なので、こちらもお見逃しなく!

ガージーカームワークスさんと621さんの企画展「家具とその周辺 vol.1」

「バウハウスと旭川」展

そして最後は、旭川駅東口のステーションギャラリーで開催中の「バウハウスと旭川」展。今年は、第一次世界大戦後にドイツのヴァイマールに誕生した総合芸術の教育機関バウハウスの創立100周年なんだけど、2014年に閉校した東海大学旭川キャンパスにあった芸術工学部の「芸術工学」は、バウハウスの教育理念をモデルにしていたんだって。バウハウスの歴史に興味があったり、東海大学旭川キャンパスに縁がある人は必見だよ。

旭川駅のステーションギャラリーで開催中

旭川デザインウィーク2019は、6月23日(日)まで!ふだんは覗けない家具づくりの裏側を見れておもしろいし、各社さんそれぞれにデザインウィーク限定イベントを企画しているので、ぜひぜひ足を運んでみてね!

旭川デザインウィーク2019 公式ホームページ