南幌ネイチャーベースIはAブロックの広い敷地に平屋建ての住宅を想定しています。前面道路に正対するように建物ボリュームを配置し、東西面が正対するようにボリュームをカットします。そうすることで北面を減らし、東西面を増やすことで環境負荷を低減しつつ、太陽光パネルを安定的に発電させます。また、そのカットによってできた外部空間は駐車場・エントランスや道路からの視線を気にしないプライベートな庭となります。外観は太陽光パネル・窓・北海道産木材壁壁面緑化をボーダー状にデザインし、環境装置がバラバラに見えないよう統一させます。内部は極力間仕切りをなくし、水回りを中心に回遊できるプランとします。プランと外部空間がリンクする計画で内部の活動が外部へも溢れ出し、南幌町へも広がる住宅とします。
脱炭素対策の柱としては壁面太陽光パネルを設置します。積雪量の多い南幌町で積雪を気にせず、安定した発電をするために壁面太陽光パネルの設置が可能な外観計画とします。東西南にも設置可能な計画とし、コストや電力量に合わせて最終的な面積を計画します。
また建物への環境負荷を低減するため、壁面緑化の提案をします。植栽メッシュを施し直射光を最小限にし、また、雨水による「打ち水効果」も期待できます。換気は第3種換気で自然通風を大事にします。暖房は床下パイプによる床暖房で住宅全体を一定の温度とします。
北方型住宅ZEROにおけるポイント:合計18ポイント