みどり野ゼロカーボンヴィレッジの広々とした区画を大きく使う為に、外部の環境に対して開くような扇状の平面形状としています。
家族構成はご夫婦と一人のお子さんを想定し、家族の集まるリビング・ダイニングに、前面道路側からの緩衝材となるような縁側的空間を設けています。同時に夏季の日射の緩和を考慮して縁側を覆うように軒を伸ばすデザインとし、縁側の大きな開口部に対して冷房時に消費するエネルギーの削減を意識しています。
緩やかな緑が優しく繋がる南幌町に相応しい、三角屋根が細く長く繋がる平屋の住まいを計画しました。
太陽光パネルは7枚で、合計のパネル容量は2.8kWを想定。
壁面のみの設置とし、清掃等の簡便なメンテナンスを考慮、手の届く1階カーポート壁への設置を計画しています。
充填断熱に高性能グラスウール105mm、外貼断熱材にフェノールフォーム断熱材100mm、開口部は三層ガラスの樹脂サッシとすることで高水準の断熱性能を確保し、さらに冷暖房の無駄を減らす第一種熱交換換気システムを計画。発電された電気を蓄電池に貯めることで、非常時の備えにもなります。
【北方型住宅ZERO】の合計ポイント:19ポイント
(太陽光パネル、蓄電池、外皮性能、第一種換気、その他)