LDKと土間を合わせると20帖超。玄関ホールとの仕切り上部も開口させ、広がりのある空間に

「周囲の目を気にせず、美しい自然に囲まれて暮らせるロケーション」を希望し、これからの暮らしを楽しむ平屋の住まい。高い断熱性能で冬も暖かい空間に、薪ストーブが暮らしの彩りを添えます。セパレートタイプのキッチンを中心に回遊動線を採用し、日々の暮らしやすさを追求しています。

◎家族構成/夫婦50代
◎構造規模/木造・平屋建て
◎設計・施工/(株)芦野組

休日は一緒に料理をするご夫妻。キッチンはセパレート仕様とし、あえて配置をずらしたことで作業しやすくした。カウンターテーブルとしても使うことが可能。上部のルーバーはエアコンの目隠し

LDKの天井は屋根の勾配を生かし、高さを出したことでより広く感じられる空間に。左手にはウッドデッキがあり、ここから庭に直接出られる
Mさんのリモートワーク用の書斎。「こもれる方が落ち着く」とあえて狭めにつくったそう

寝室は爽やかな朝の光が入るよう、北と東の2方向に開口部を設けた

洗濯機からそのまま物干しにかけ、タオル類はそのまま収納、衣類は隣のウォークインクローゼットへ。動きに無駄がないレイアウト
パントリー、キッチン、ユーティリティ、ウォークインクローゼットといった家事スペースは玄関から一直線に配置
LDKと土間を合わせると20帖超。玄関ホールとの仕切り上部も開口させ、広がりのある空間に
グリーンに塗装した木製の玄関ドアがさりげないアクセントに

道南スギで仕上げた外観は周囲の自然にマッチ。広い敷地を生かし、あえて落雪屋根にしてコストも抑えた

角度や大きさなどMさんの希望を叶えたLDKの窓。四季折々に絵画のような風景が楽しめる。ご夫妻が庭につくったエサ場や巣箱には、カケスなどの野鳥が頻繁に訪れる。それをLDKから眺めるのが至福のひととき