外の景色との一体感が気持ち良いリビングでは、薪ストーブの炎が優しく揺れる。リノベーション時には住まいの断熱性能にも配慮。暖房はこの薪ストーブ1台のみで十分にまかなえているという

築50年の木造の母屋と鉄骨造の離れを親世帯・子世帯それぞれにリノベーション。離れの建物は、前の家では裏手だった東側に大きく開いたプランにし、家族がのびのびと過ごせる暮らしの場へと様変わり。薪ストーブの炎が優しく揺れるリビングは、外の景色との一体感が気持ち良い空間になりました。

◎家族構成/夫婦40代・30代、子ども2人
◎構造規模/戸建て(築33年)
◎設計・施工/(株)エア・コーポレーション

全面開放できる掃き出し窓の向こうに、Aさんのお父さんが少しずつ積んでつくった石垣と枯山水庭園が美しいコントラストを成す。法面の崩落を防ぐため植えられた庭木は人知れず生長して今、ご家族の目を楽しませている

どこにいても鉄骨の構造が目に入る住まいに「引っ越してまだ日が浅いにもかかわらず鉄骨が見えるせいか、昔からこういう家だったかのような心地よさと安心感があるんです」とAさん。長い間家族の暮らしを守ってきた古くも頑丈な骨組みと、新しく現代的な素材や設備、ご家族の暮らしに合わせた間取りが融合して、新たな価値を宿した家に生まれ変わった

旧宅1階の梁の低さを利用して深く張り出した軒と縁側を設けたことで、LDK空間全体がより広く伸びやかに感じられる。2階窓の窓枠兼ルーバーは和紙を張って仕上げ、柔らかな光を演出

どこにいても鉄骨の構造が目に入る住まいに「引っ越してまだ日が浅いにもかかわらず鉄骨が見えるせいか、昔からこういう家だったかのような心地よさと安心感があるんです」とAさん。長い間家族の暮らしを守ってきた古くも頑丈な骨組みと、新しく現代的な素材や設備、ご家族の暮らしに合わせた間取りが融合して、新たな価値を宿した家に生まれ変わった
木質感あふれる大きな吹き抜け空間に、「バニラ色」でペイントして仕上げた頑強な鉄骨の構造材が映える。木と鉄、直線と曲線が絶妙なバランスで、心地よいLDKを形づくっている。LDKの中心にある畳スペースはご家族の憩いの場に

どこにいても鉄骨の構造が目に入る住まいに「引っ越してまだ日が浅いにもかかわらず鉄骨が見えるせいか、昔からこういう家だったかのような心地よさと安心感があるんです」とAさん。長い間家族の暮らしを守ってきた古くも頑丈な骨組みと、新しく現代的な素材や設備、ご家族の暮らしに合わせた間取りが融合して、新たな価値を宿した家に生まれ変わった

どこにいても鉄骨の構造が目に入る住まいに「引っ越してまだ日が浅いにもかかわらず鉄骨が見えるせいか、昔からこういう家だったかのような心地よさと安心感があるんです」とAさん。長い間家族の暮らしを守ってきた古くも頑丈な骨組みと、新しく現代的な素材や設備、ご家族の暮らしに合わせた間取りが融合して、新たな価値を宿した家に生まれ変わった
Aさんの要望で、ほとんどの場所がひとつながりになるようプランされたこの家にあって、唯一個室と呼べるのがこの寝室。ただし障子戸を開ければ、階下のLDKにつながる。鉄骨の上を通る太い丸太は、屋根を支える垂木を受けるために組まれたもので、受け口はすべて大工さんの手刻み。鉄骨と丸太をつなぐ金属部分もひとつひとつ溶接して施工されている

どこにいても鉄骨の構造が目に入る住まいに「引っ越してまだ日が浅いにもかかわらず鉄骨が見えるせいか、昔からこういう家だったかのような心地よさと安心感があるんです」とAさん。長い間家族の暮らしを守ってきた古くも頑丈な骨組みと、新しく現代的な素材や設備、ご家族の暮らしに合わせた間取りが融合して、新たな価値を宿した家に生まれ変わった

元の建物と同じ配置で、リノベーションした親世帯と子世帯それぞれの家が並ぶ。2つの家は、物干し用のテラスを介して行き来もできる

旧宅では裏手だった東側に建物全体を大きく開いたプランで、暮らし方も風景も劇的に変化。造作した窓枠にガラスをはめ込んだ2階の連窓は、縦方向の桟のデザインによって、自然と目隠しになるよう計算されている