上空から見下ろすとカメのように見える。大きな栗の木や畑に囲まれ、住宅街とは思えないロケーション

5つの個室がリビングを囲むように設置されているこの平屋住宅は、上空から見下ろすと手足を伸ばしたカメのように見えることから「カメハウス」と名付けられました。要望だった「雑木林の中で暮らしているような、木々に覆われた暮らし」を求めて、360度景色が楽しめる平屋の住まいが出来上がりました。適当な間隔を置いた連続的な窓により、時間帯によって陽の入る位置が変わり、暮らしに変化をもたらしています。

◎家族構成/夫婦40代
◎構造規模/木造・平屋建て
◎設計/(株)エム・アンド・オー
◎施工/(株)アシスト企画

友人を招いてバーベキューを楽しんだり、天気が良い日は外でヨガをすることも

友人を招いてバーベキューを楽しんだり、天気が良い日は外でヨガをすることも

 鶏小屋もCさんご夫妻による手づくり。DIYスキルにも磨きがかかる

「隅々まで目が届くように食器棚には扉をつけなかったんです」と奥さん

パントリーには畑でとれた食材や調味料がずらり

鶏が産んだ新鮮な卵たちは、シフォンケーキや卵焼きなどに変身

玄関を開けると広がる見通しの良いLDK。窓の向こうにはご夫妻が育てている畑が広がる
シンプルな家事動線が魅力のキッチン。「全てに手が届くこの距離も、とても快適です」と奥さん

トイレ=個室という考えにくくられず、水まわりは一つの個室にまとめられた

共通の趣味でもある自転車が置かれた土間とリビングのつながりが、より広々とした開放的な空間を演出

大開口の向こうには川が流れている。冬になると木々の葉が落ち、川の向こう岸に広がる景色も見ることができるそう

ヨガ教室の道具が置かれた個室。壁のアクセントカラーはパントリーや寝室と同じもので統一。「大塚さんが住まいに似合うカラーをいくつか絞ってくれて、その中から選びました」とCさん