元々あった木を活かし、外壁も総板張りで風景に溶け込むような外観

家業の米農家を継ぐタイミングで建てた、家族とお父さんが暮らせる二世帯の住まい。現役で農作業をし、友人も多いお父さんと「空間をシェア」する感覚で設計した家づくりは、農作業姿でもそのまま入れる裏玄関の広い土間や、お父さんの居住スペースにもリビングを設けるなど、いい距離感を保てる新たなスタイルの二世帯住宅が完成しました。

◎家族構成/夫婦40代、子ども2人、父60代
◎構造規模/木造(新在来木造構法)・2階建て
◎設計・施工/(株)芦野組

キッチンからはダイニング、リビング、和室まで見渡せる

天井、壁、床に自然素材を使い、外の風景ともしっくり馴染んでいる

収納スペースもたっぷりのキッチン。ダイニングテーブルも合わせて造作した

2階のフリールームは客間や子どもたちの遊び場として多目的に使える

事務関係の書類やパソコン作業など事務コーナーもしっかり確保

お父さんの居住部分にはリビングやキッチンもあり、気兼ねなく友達を招ける

間口が広くゆったりとした空間の玄関。引き戸を開ければ明るいリビングに続く
作業や着替え、洗濯もできるよう広く取った裏玄関の土間が便利
元々あった木を活かし、外壁も総板張りで風景に溶け込むような外観