日高山脈の裾野、牧場や農地が広がる一角にあるAさん宅。三角屋根と煙突をいただく外観は、牧歌的な風景に溶け込むよう

仕事のリタイアを機に横浜市から十勝へ移住したご家族。「周囲の牧歌的な風景を室内から楽しめる開口を配し、大きなLDKと3匹の愛犬がのびのびと暮らせる土間のある住まい」という希望を叶えました。リビングには、蓄熱性の高いアメリカ・ハースストーン社のソープストーン張りの薪ストーブを設置。薪割りが移住生活の楽しみのひとつとなりました。

◎家族構成/夫婦60代、子ども1人
◎構造規模/木造(枠組壁工法)・2階建て
◎設計・施工/(株)とかち工房

屋根なり天井が心地よい広がり感を演出するリビング・ダイニング。壁に配したピアノは「子育ての思い出として」横浜から運んだもの

開口を連続して設けた眺めの良いLDKは、Aさんご夫妻のお気に入りのくつろぎスペースになった

グリーンのタイル壁をアクセントにしたキッチンも、造作仕様。シンクやガス台は、奥さんの使い勝手が良い高さに調整した

リビングには、蓄熱性の高いアメリカ・ハースストーン社のソープストーン張りの薪ストーブを設置。薪割りが移住生活の楽しみのひとつになった
「湯船につかりながら、木々の緑や星空を眺めたい」という、奥さんの要望で実現した造作バスルーム。繊細なタイル使いもとかち工房ならでは
バスルームの入り口には、大理石を配した造作洗面台がある。右手は、シャワールーム。ゆったりと設えた水まわりは暮らしにも潤いを与えて
玄関を開けると、3匹の愛犬のために設えた広々とした土間空間がある。今後はその一部を利用して、Aさんの趣味室として活用する予定
木製サッシの大開口が設けられた2階階段ホールは明るく、開放的な雰囲気。ファサードのアクセントにもなっている