道南杉とリシン吹き付けを組み合わせた外観や、大きな窓から顔をのぞかせるインテリアなど、カフェと見紛うような雰囲気の住まい。インダストリアル系やブルックリンスタイルと言われる空間が好きだというご夫妻が、建築会社と「好き」を共有しながらつくり上げた空間です。インダストリアルな雰囲気で統一されたダイニングとキッチンには、以前から使っていたお気に入りの木と鉄のテーブルが馴染んでいます。床や壁などのベーシックな部分はシンプルにすることで、好みが変わっていく度にアレンジを楽しむ余白も生まれました。

◎家族構成/夫婦
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計・施工/(株)リヨ・デ・ホーム

インダストリアルな雰囲気で統一されたダイニングとキッチン。木と鉄のテーブルは以前から使っていたお気に入りで、新居にもマッチ。存在感のある照明は、チェコの工場で使用されていたもの

アイランドキッチンの側面には、古材を張り合わせてヴィンテージ感を演出。「あえてルーズに張ってもらいました」とMさん
ユーティリティへアクセスする引き戸は、ロンドンのショー会場で使われていたというアンティークな一品  3.アイランドキッチンの側面には、古材を張り合わせてヴィンテージ感を演出。「あえてルーズに張ってもらいました」とMさん
ユーティリティのシンクや水栓は、ショールームと同じものを使用。一方で照明やミラーはスタッフにサイズ感を確認しながらMさんが見つけたものだという
深い色に塗装した道南杉の板張りが印象的なファサード。1・2階の大開口は、Mさんの強い希望で実現。吹き抜けと合わせて、非常に明るく開放的な空間となった