設計者の自宅と設計事務所、コピーライターである奥さんの仕事場、お父さんの週末住宅、彫刻家 五十嵐威暢氏の試作小屋「もりのび」が、共用空間を介して付かず離れずの関係で一つになった建物です。住宅を基本としながら、小さなコミュニティの核となる場としても考えられています。屋内は全体的に、吹き抜けやスキップフロアを組み合わせた多様な空間構成。住居部分は、木漏れ日を浴びて半屋外にいるような天井高3.3mの共用空間から、小動物の棲家のような天井高1.8mの篭れる空間まで、森と多様な関係性をつくり、四季の移ろいを楽しみながら豊かな時間の過ごし方ができるように設計されています。
◎家族構成/夫婦40代
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計/(株)鈴木理アトリエ一級建築士事務所