家づくりは函館の西部地区にある明治末期建築の蔵との出会いからはじまりました。1階に収納と趣味の写真ギャラリー、2階をワンルームの生活空間に改築するプラン。快適に住まえるよう、2階には断熱を施すとともに外光と通風を確保する窓が設けられました。それらの必要最低限の作業以外はご家族が地域の人の手も借りてセルフビルド。堅牢な構造を現しにしたワンルームの居住スペースは、まるで山小屋のよう。さらに少しずつ手を加え、現在進行形の住まいです。
◎家族構成/夫婦40代、子ども1人
◎構造規模/戸建て・築111年
◎設計・施工/(同)富樫雅行建築設計事務所