周辺を駐車場に囲まれている特殊な敷地に計画されたのは、大小さまざまなボックスが連なるように並べられた住まい。都市機能が密集するエリアであることに加えて、北国特有の寒さから守ることも考慮したプランは、外に対してはプライバシーを守りつつ、内では多様な暮らしぶりを縛らないよう開放的な空間構成に。閉じる必要のある寝室などは「ボックス」に、閉じる必要のないLDKなどは「ボックスの隙間の空間」に配置して、隙間の空間にも居場所をつくることで、暮らしの自由度と開放感を高めた住宅です。
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計/髙木貴間建築設計事務所
◎施工/加藤建設(株)