マイホームを検討していたNさんご夫妻。「私の兄夫婦が陸奥ホームで家を建てたんですが、以前から陸奥ホームの提案力の高さや住み心地の良さはお墨付きでした。兄からも、『自分たちの希望を実現してくれる会社だよ』と、すすめられ安心感があったことから、家を建てるなら陸奥ホームで、と決めていました」と、奥さんは語ります。
見つかった土地は、新しく開発された住宅地と、古くからある民家が混在するエリアにあります。子育て世代のNさんご夫妻にとって、スーパーなどが近い利便性やのどかなリンゴ畑が広がる環境の良さも魅力でした。しかし、周辺には4軒の隣家が敷地を取り囲むように建っていて、敷地内からの眺望や視線の抜けは期待できない状況でした。
奥さんの希望は、「明るく開放的で、広々とした住まい」。周辺からの視線を遮りながらも、奥さんの希望をかなえるために陸奥ホームが提案したのが、住まいの中央に中庭を「内包」するプランです。家中に光と風をたっぷり採り込むロの字型の間取りです。
南側の外観は、あえて開口部を減らしたつくりで、ここから見ただけでは中庭があるとは想像もつきません。しかし、玄関の引き戸を開けると、開放感あふれる中庭に思わずため息が出るほど。まるで、美術館のような洗練された空間の中央には、風にそよぐシンボルツリー。視線を上に向けると、大きな空が広がっています。LDKの大きなガラス窓からは、たっぷりの光。光と風の通り道のような心地よい空間です。
1階のLDKと2階の寝室を、それぞれ敷地の西側と東側に配置。寝室下部はピロティを設け、外からの視線を気にせず、バーベキューや趣味を楽しめるスペースにしました。1階のLDKと2階の寝室を切り離したことで、LDKの天井高は3.5mに。中庭と一体となったのびやかな空間が生まれました。
周囲は4棟の隣家に囲まれていますが、それぞれの住宅の窓の位置に重ならないよう計算されています。そのため、外からの視線が気にならず、カーテン要らずの住まいです。「室内にはできるだけ物を置かず、すっきりと暮らしたい」という奥さんの希望で、リビングのベンチ型収納や、パントリーなど収納スペースをたっぷりと設けています。
ご主人の希望で設けた2階のサブリビングからは、右手に岩木山が眺められます。夏には、近所の河川敷で開催される花火大会を観賞できる特等席です。光と風に包まれながら、おだやかな時間が過ごせる住まいです。