大きい窓から畑の四季が望める、旭川市郊外の田園地帯に建つHさん宅。床にはナラの無垢材を、玄関土間にはドイツの大型クッキングストーブを採用した、木と炎の温もりが家族とゲストを迎える田園の住まいです。
2年前、お子さんを授かったのを機にマイホームの実現を考え始めたHさんご夫妻。近隣で公開される新築住宅を見に出かけるようになり、その始まりが北海道ハウジングの見学会でした。薪ストーブのある木質感あふれる住まいに、Hさんの目が釘付けになりました。「ところが北海道ハウジングさんに、もっとたくさん見なければ、本当に建てたい家の具体的な姿が見えないのではとアドバイスされ、それから1年間、私たちは見学会巡りを続けました」と、Hさんは振り返ります。
そして、ご夫妻は薪ストーブと回遊動線を採用した平屋という理想形に辿り着き、改めて北海道ハウジングへ。新築依頼を受けた北海道ハウジングは平屋でも、より開放的で居心地のいい住まいを実現するため、大屋根に外断熱を施した天井高4メートルのくつろぎ空間を提案しました。
また、育児に追われる奥さんがストレスなく家事ができるよう、収納計画や動線にも配慮。家族の衣類や寝具を収納するウォークインクローゼットは寝室とユーティリティ、それぞれにつながる動線を設けたほか、リビング側からもモノが出し入れできるよう造作されました。「こうした女性目線が随所に行き届いた設計も、北海道ハウジングならではと思いました」とHさんはにこやかに話してくれました。
家づくりにあたって奥さんが選んだ黒のキッチンや遊び心あふれる照明は、白と木を基調にしたのびやかな空間の良いアクセントに。
Hさんたっての希望で土間縁に設けた小上がりは、小さな娘さんのお気に入りの遊び場になりました。「旧居での冬の暮らしは、脱衣室と玄関の寒さが悩みの種でした。新居の性能は標準仕様ですが、厳冬期でも薪ストーブだけで十分に暖かく、夏もエアコンいらずの涼しさ。住み心地の良さも抜群です」。じっくりとプランを温めた32坪の平屋には、家族の幸せが満ちています。
「いい家」の定義は、住まう人によって千差万別。北海道ハウジングは住まうご家族とのきめ細かな話し合いを重ねて、幸せのカタチを具現化しています。家づくりで培ってきた住まい手とつくり手とのつながりは、これからの暮らしも頼もしく支えてくれることでしょう。