(株)奥野工務店 / 札幌市・Tさん宅 夫婦40代、子ども2人
災害への備えは万全に!
求めたのは強さと健やかさ
転勤族で多忙なTさんは、これからの子育てを考えて札幌で家づくりを開始。「不安や後悔のないマイホームにしたいと思っていました」。そう語るTさんが最も重視したのは、家族が安心して暮らせる最高レベルの性能でした。
情報収集をする中で目をとめたのが、「パッシブ換気」を採用した家づくりを手がける奥野工務店でした。パッシブ換気とは、自然の力で室内にきれいな空気を24時間循環させるシステムで、同社は断熱等級6の性能を標準仕様としています。



Tさんは「この仕様なら万が一の災害時も安心ですし、断熱・気密性能が高いうえに換気に電気を使わないので、ランニングコストも抑えられます。また、空気のきれいさは家族の健康維持にも役立つと思いました」と、新築の依頼先として選んだ理由を話します。
熱源は、安全性に加え「災害時の復旧の早さも魅力だった」というスマート電化を採用。プランニングでは、家族の時間を充実させられるワンルームタイプのLDKなど、いくつか具体的な要望を伝えたものの、細かい間取りや造作については、奥野工務店にお任せしました。


そこで同社では、高身長のTさんに合わせた空間や棚の高さや、動線上にあって使いやすく、整理整頓しやすい階段下収納、造作の洗面台など、Tさんご家族の暮らしや好みに合わせたプランを提案。打ち合わせを重ねて、コストバランスを考慮しつつも素材やデザインにこだわった住まいの未来図が練り上げられました。


光熱費を抑えながら
自然な空気感を実現
2024年秋、施工中も現場で大工さんと納得のいくまで調整を繰り返して仕上げた新居での暮らしがスタートしました。
「ストーブのような熱を感じないのに、家のどこにいても心地よい温度と空気感。家の中の温度差がほとんどないため、体への負担が少ないように感じます。冬でも素足で過ごすほど快適なのに、厳冬期でもスマート電化で電気代が3万円台。性能の高さを実感しました」と、Tさんは驚いた様子。
今では、出かけた先の建物で空気の汚れや臭いを感じ、空気に質の良しあしがあることに気づくと同時に、自宅の空気のきれいさを再確認しているといいます。
天井高が2m70㎝と高く、夫婦2人で使うことを想定してゆったりと設えたキッチンが主役のLDKは、家族の暮らしの中心。Tさんの要望でリビングの一角に設けた小上がりの畳敷きヌックは、腰かけたり、寝転んだりと小さいながらも大活躍で、親子が自然に寄り添うコミュニケーションスペースになりました。
「家族の様子を眺めながら料理ができるのが嬉しいです。念願だったミーレの食洗器を入れられて後片づけが楽になり、家族でのんびり過ごせる時間が増えました」と、新居での暮らしに奥さんも笑顔です。
家は、家族の暮らしを守るもの。安全で安心なことが第一だと考えていたので、土地探しでも、地盤が強くて水害のリスクがないエリアに絞って探しました。時間はかかりましたが、希望どおりの土地を見つけることができました。
施工が始まってからも、より使いやすくて安全な住まいにしたいと足しげく現場に通って、狩野社長にも相談しながら大工さんに修正をお願いしました。私が満足できるまで、手と気持ちを尽くしてくれた奥野工務店にはとても感謝しています。(Tさん談)