郡山市に本社を持つ八光建設の住宅ブランドとして「家と生きる。家と育つ。」をテーマに人生を楽しむ住まいづくりを提案するSIMOKU。SIMOKUが掲げる家づくりの3つのポイント「永く住み続けられる持続可能な住まい」「家具やインテリアへのこだわり」「ライフスタイルを反映する提案力」について、それぞれ詳しくひもときながらSIMOKUの家の魅力をお伝えしていきます。

郡山市に立つMさん宅。「逢瀬川の家」と名付けられたこの家には、SIMOKUの家の魅力がふんだんに盛り込まれている

自然素材の家で育む
おおらかな自然体の暮らし

人生を楽しむ住まいづくりにおいて、「家=安らぎを求める場所」であることは大前提です。その大前提の実現のためにSIMOKUがこだわっているのが、自然素材をふんだんに使った家づくり。特に構造材や床には国産の、そしてできる限り福島県産の無垢材を使うよう心がけています。天然木本来の特性を生かした無垢材は、柔らかく温かみがある質感、足腰に優しい衝撃吸収性、優れた吸音性や調湿性、リラックス効果のある香り、使い込むほどに増す味わいなど、さまざまな魅力を有しています。また、何十年も地元で育った県産材は、福島の気候風土になじみ、長持ちします。

リビングとその奥のテラスを望む。さらに奥には緑地公園の緑が広がる。公園の緑との距離感も設計の際の重要なテーマとなった
植栽されたシラカシやアオダモといった木々は、目を楽しませてくれるだけでなく、夏の日射遮蔽や隣家からの目隠しの役割も果たす

また、10年経っても20年経っても安らぎが得られる家を提供したいという思いから、住宅性能の向上にも力を入れており、長年蓄積してきた知識と技術力を駆使しながら家づくりを実践。断熱等級5以上、耐震等級3以上を確保し、長期優良住宅の認定にも対応しています。

南面に設けられた吹き抜けはインナーガーデンと捉え、庭の植栽と屋内の植物が呼応し、熱・光・視線・空気が行き交う空間とした
落ち着き感のある和室。馬蹄形の階段室を中心としたコンパクトな回遊動線が暮らしやすさを高める
玄関からの眺め。左手にはアウトドア用品などを収納できる土間があり、右手にあるパントリーからはキッチンへと直行できる

自然素材の家がもたらす心地よさや、本物の素材だけが持つ世界観は何物にも代え難いもの。五感を研ぎ澄まし、四季の風情を感じながら、おおらかに、日々を丁寧に、自然体で暮らしてほしい、SIMOKUの家づくりにはそうした思いが込められています。

上質で心地よい暮らしを
お気に入りの家具とともに

快適な家づくりにこだわるのであれば、家具にもこだわってほしいというのがSIMOKUの思い。家具も住まいの一部だと考え、自然素材の家に合わせて家具もトータルでコーディネートしています。

アウトドア好きのご夫妻の要望で設けられたベルギーのドブレ社の薪ストーブ。冬はこれ1台で家中を暖める

提案方法は主に2つ。一つは造作によるオリジナルの家具や建具の提案です。住まい手の好みを聞き取りながら自社でデザインを起こし、信頼できる家具職人や建具屋にオーダー。素材は多彩な樹種からチョイスでき、床材などに合わせて色味やつや感も選ぶことができます。造作家具を駆使すれば、スペースの有効活用が可能です。また、造作家具であれば、その費用を住宅ローンに組み込むことができるというメリットもあります。

使い勝手の良いセパレートタイプのキッチンはSIMOKUの造作によるもの
造作のソファや本棚が置かれた2階ホール。居場所がたくさんあるのもこの家の特徴

もう一つは八光建設グループのインテリアショップ「ラボット」で取り扱いのある家具や照明の提案です。北欧を中心とした海外ブランド、「HIDA」や「moda en casa」といった国内ブランドなど、多彩な家具や照明を取りそろえており、店内で実物を見ながらインテリアのプロに相談することができます。

多彩な家具や照明の中から、住まいに合わせた提案で空間を彩る

土地の価格や建築費が高騰し、小さな土地で広く住むことを意識した家づくりが主流となっている昨今、坪数を減らした分の費用を家具に充て、お気に入りの家具に囲まれた暮らしを実現するのも一興です。

丁寧なヒアリングで叶える
ライフスタイルを映す家

SIMOKUでは、太陽や風といった自然エネルギーを最大限に活用するパッシブデザイン、飽きのこない普遍的な美しさ、設計士による大胆な間取りや家族の居場所をつなぐ動線など、幅広い発想で家づくりを行っています。なかでも地球環境にも家計にも優しいパッシブデザインには注力しており、そのためにまず「敷地を読む」ことからスタート。敷地の魅力や特色を生かし、新たなる風景を紡ぎ出し、少ないエネルギーで快適に暮らせる豊かな住環境を整えることを心がけています。

公園に対して開かれた大空間のテラス。吹き抜ける風の中、豊かな緑と逢瀬川のせせらぎを聞きながら過ごせる。リビングと直結しており、セカンドリビング的な使い方も可能
鉄板を曲げてつくった馬蹄形の階段室は美術館のような趣
青森ヒバがたっぷりと使われた贅沢な浴室

もちろん、住まい手の理想を具現化することもSIMOKUの家づくりの大切な使命です。家族構成や生活リズム、使いやすい動線、今の暮らしで気になっていること、趣味やこれからの夢などを綿密にヒアリング。「外へ広がるようなアクティブで明るい家がいいのか、暖かく包まれるようなこもり感や落ち着きのある家がいいのか」「趣味のモノに囲まれた収納力抜群の家がいいのか、物はあまり持たずシンプルに丁寧に暮らすような家がいいのか」、理想とする暮らし方や心地よさの感じ方は人それぞれです。それらを一つひとつ丁寧に聞き取りながら、その家族のライフスタイルを反映するようなオンリーワンの住まいを提案していきます。

吹き抜けに面した寝室。冬は吹き抜けを伝って薪ストーブの暖かさが届けられる
寝室は大屋根の傾斜なりの勾配天井がこもり感を演出。小窓からも緑地公園の緑を一望できる