家を建てることを決めてから5か月ほどさまざまな会社を巡ったもののぴんと来なかった、と話すSさんご夫妻。そんなときに訪れたのがSUDOホームのオープンハウスでした。

当初、Sさんの希望は白いガルバリウム鋼板の外壁だったが、周囲が自然豊かな環境ということもあり1階部分に道産スギを採用した。外構は今年完成。敷地の四隅にベンチを配し屋外にも居場所を用意
当初、Sさんの希望は白いガルバリウム鋼板の外壁だったが、周囲が自然豊かな環境ということもあり1階部分に道産スギを採用した。外構は今年完成。敷地の四隅にベンチを配し屋外にも居場所を用意
ダイニングの大開口から出入りできる縁側では、家族で朝のすがすがしい空気を吸うことも
ダイニングの大開口から出入りできる縁側では、家族で朝のすがすがしい空気を吸うことも

同社は自然素材を活かし、年中快適な温度環境で過ごすことができる家づくりを行っています。そのオープンハウスで「床材の色、塗り壁の雰囲気、梁の出具合などすべてがしっくりきたんです」と、ご夫妻は振り返ります。SUDOホームのつくる家の断熱性能も数値で確認し、高性能な家づくりへの信頼を深めました。

玄関はリビングへの視線の届きづらさを考え現在の位置に
玄関はリビングへの視線の届きづらさを考え現在の位置に
自然光の入る洗面スペースをはじめとしたユーティリティ、浴室の水まわりは住まいの北側に集約
自然光の入る洗面スペースをはじめとしたユーティリティ、浴室の水まわりは住まいの北側に集約
階段へのアプローチをスムーズにするため、下段はリビング側へと角度をつけた。その踊り場が居場所の一つに
階段へのアプローチをスムーズにするため、下段はリビング側へと角度をつけた。その踊り場が居場所の一つに

リビングは広くしたい、自分の部屋がほしい、キッチンは対面式に…など、A4用紙にSさんがぎっしり書きだした希望のうち、SUDOホームの設計担当者が特に意識したのは、家のあちこちに「居場所」がある、というものでした。その希望を叶えるべく、2階には本棚の前にフリースペースを置き、設計上生まれた三角のスペースはひとり分の小上がりに。階段の踊り場は腰かけるのにちょうどいい高さです。庭を眺める縁側があり、リビング、ダイニング以外にほっとひと息つける場所を各所に設けました。

SUDOホームの家の現し梁の美しさも決め手の一つだったそう。奥さんの希望でキッチンはリビングに向けた対面式に
SUDOホームの家の現し梁の美しさも決め手の一つだったそう。奥さんの希望でキッチンはリビングに向けた対面式に
屋内外のスペースを有効に使うため斜めに取りつけた大開口。借景の緑も効果的に取り込めている
屋内外のスペースを有効に使うため斜めに取りつけた大開口。借景の緑も効果的に取り込めている

奥さんが使いやすいよう88㎝の高さにした造作キッチン。洗面スペースからつながる回遊動線を設けており、通路幅が110㎝もあるのですれ違っても余裕がある
奥さんが使いやすいよう88㎝の高さにした造作キッチン。洗面スペースからつながる回遊動線を設けており、通路幅が110㎝もあるのですれ違っても余裕がある
リビング奥にある和室は程よいこもり感と開放感が共存する場所。和室の床下は大容量の収納スペースになっている
リビング奥にある和室は程よいこもり感と開放感が共存する場所。和室の床下は大容量の収納スペースになっている

Sさんご夫妻は「開放的すぎない」家を希望する一方で、ほかの部屋にいる家族の気配を感じられることも望んでいました。両立は難しいようにも思いますが、玄関からリビング、リビングから和室など空間のつなぎ目を絞り、その一方で階段は吹き抜けに。書斎は玄関から一番離れた2階奥にありますが、フリースペースからつながっており隔離された感じはありません。適度にプライバシーを守りつつ家族がどこにいるか、その存在を感じながら過ごせる「つかず離れず」の家となりました。

奥さんが好きだというキッチンからの眺め。玄関から和室まで見渡せ、子どもの姿を見ながら作業ができる
奥さんが好きだというキッチンからの眺め。玄関から和室まで見渡せ、子どもの姿を見ながら作業ができる
2階にある大容量の本棚と向かい合うフリースペース。窓からは川沿いの緑を眺められる
2階にある大容量の本棚と向かい合うフリースペース。窓からは川沿いの緑を眺められる

SUDOホームの家は全棟自社設計・自社施工。設計・営業担当もすべて現場経験を持ち、的確に要望に応えてくれることが特徴です。要望がたくさんあったSさんでしたが「すべての意見を尊重してもらえ、スタイリッシュにまとめてくれました」と、満足そう。完成から3年。庭には畑をつくり、外構にも手を入れるなど、SUDOホームと住まいを育てています。

外の景色を見ながらくつろげる小上がり。この狭さがちょうどいい
外の景色を見ながらくつろげる小上がり。この狭さがちょうどいい
Sさん希望の書斎の入り口。2帖という面積から「押し入れで遊んでいた感覚に」と、設計担当者の提案で床を約30㎝上げ、あえてタイトな空間に
Sさん希望の書斎の入り口。2帖という面積から「押し入れで遊んでいた感覚に」と、設計担当者の提案で床を約30㎝上げ、あえてタイトな空間に

実は家の完成前に奥さんの妊娠がわかり、3人家族となったSさんご一家。現在は回遊動線を息子さんが元気に走りまわり、階段の踊り場に座って奥さんとおしゃべりをしています。フリースペースはデスクライトを置けばスタディスペースになり、2階の洋室は2つに区切ることも可能。居場所が多くライフステージの変化にも柔軟に対応できるこの家で、SUDOホームとのお付き合いはまだまだ続きそうです。