顔の見える地域の工務店と実現した
長く安心して暮らせる家
第一子を授かったのを機に、Wさんご夫妻は新築の依頼先を探し始めました。「職場の先輩が建てた家が僕たちの理想にかなり近く、ここなら希望に叶う家ができるかもと思いました」。そう話すWさんが奥さんと一緒に新築の相談に出かけたのが地元浦河町の工務店、神馬建設でした。
1972年の創業以来、3代にわたって日高地方の家づくりやリフォームを手がけてきた神馬建設は、地域密着型の工務店。10人の自社大工を抱え、道産材をはじめとする自然素材を生かしながら「燃費の良い住まい」を追求してきました。「『住まいは家族が帰る場所、ホームである。家づくりはつくり手の顔が見える仕事』という神馬充匡社長の考え方にも共感しました。イメージだけ伝えてお任せしても、僕らにちょうどいい家が実現できると信頼できました」とWさん。
神馬建設はご夫妻に今後の家づくりの定番にしたいと考えていた『シン・住まうためのイエ』を提案。「燃費半分で暮らせる高い断熱・気密性能。許容応力度計算による耐震等級3。安全持続性能、可変性など、安心して住み続けるための要素を最大限に盛り込んだ当社ならではの新しい提案でした」と、神馬社長はプランづくりを振り返って話します。
エアコン1台で一年中快適という
驚きの提案に完成が楽しみに
「市街地に隣接し、陽当たりが良く、ゆとりある広さの敷地」。そんなWさんご夫妻の希望にぴったりの宅地も神馬建設が見つけてくれて、家づくりはとんとん拍子で進みました。木造2階建て、家族の団らんを大切にした住まいの中心は庭へのアクセスも抜群の開放的なLDK。Wさんの希望で、リビングの一角には小さなお子さんの昼寝や予備の客間として利用できる和室も設けられました。
プランづくりの中でご夫妻を一番驚かせたのが、寒冷地用エアコン1台で家中の暖冷房を賄うという提案でした。「最初は半信半疑。見慣れていたストーブがない暮らしというのも、想像がつきませんでした。どれほど快適なのか、ランニングコストはどのくらい安くなるのか、新居の完成がさらに待ち遠しくなりました」とWさん。
エアコンを暖冷房に用いることでオール電化も検討されましたが、ご夫妻の要望で万が一の停電対策としてライフラインは一本化せず、給湯とキッチンの熱源にはLPガスを採用。「神馬社長と私たちは、互いに納得がいくまで家づくりについて話し合いました。将来の住みよさを実現する的確なアドバイスもたくさんしてくれたので、後悔や不満のないプランができました」と、奥さんも満足そうに話します。
家族の暮らしに寄り添い
成長し続けるマイホーム
2023年暮れ、Wさんご一家は新居へ引っ越し。ナラ材のフローリング、現しの梁や屋根なり天井を採用した住まいは、ご夫妻が願ったとおり木の温もりに包まれるよう。壁の多くには、調湿性に優れたホタテ漆喰が採用されています。「エアコン1台と床下に排熱を回す空調システムで家の隅々まで冬も暖かく、空気感が自然なんです」とWさん。エネルギーを無駄遣いしないQ1.0住宅ならではの優れた住宅性能によって、厳冬期の光熱費はガス代を加えても4万円程度と、経済性は抜群だといいます。
「パントリーやリビングの造作ベンチ下、シューズクロークなど、収納もたくさんあって片付けがしやすいのも助かっています」と、奥さんも声を弾ませて話します。この7月には、リビングに隣接して外物置や離れ、ウッドデッキを造作し、庭の整備も実施。前面道路からの視線を気にすることなく、カーテンレスの暮らしが楽しめるようになりました。
「引き渡し後も、僕らの暮らしにさらに寄り添うように新居は進化を続けています。今後は子どもの成長に合わせてまた、間取りも変化していくでしょう。住まいの守り役として神馬建設がそばに居てくれるので、これからも安心して暮らせます」。