子どもの誕生をきっかけに、持ち家を検討しはじめたMさんご夫妻。住宅展示場を回るも制約が多く、どうも自分たちの暮らし方に合わないように感じたといいます。悩んでいた中、インターネットで見つけたのがあすなろ建築工房。同社代表の関尾英隆さんの自宅を見せてもらい、木の温もりや空気感に感動し「こんな家に住みたい」と思ったそうです。
完成した新居は、住宅街の角地で存在感を放つ大きな片流れ屋根の平屋です。LDKにつながる3つの空間を用意し、子どもの遊び場、子ども部屋、夫婦の寝室、介護室など、暮らしの変化に合わせて多目的に使えるように考えられたプランがポイント。一部だけ仕切る、また一体の空間に戻すなどの可変性を持たせています。
大きな勾配屋根が圧倒的な開放感をもたらすリビング・ダイニングは、ウッドデッキとつながる大開口とハイサイドライトから明るい光が降り注ぐ心地よい空間。また、ふんだんに使った木が演出するナチュラルな雰囲気も心にゆとりを生み出します。「その雰囲気を大切にしたくて、メインの窓は木製サッシにしました。景色が遮断されず一体感が感じられ本当に満足しています」とMさん。
住宅性能面は、あすなろ建築工房の標準仕様で十分と思っていたので、安心してお任せ。夏も冬もエアコン1台で家中の温度差を感じることなく快適に過ごせているそう。「帰ってきて安心する住まいができました。ご近所の方から『素敵な家ですね』と褒められることもあり、コミュニケーションのきっかけにもなっています」と、奥さんは嬉しそうに語ってくれました。
■Nさん宅の住宅性能
UA値(断熱性能):0.42W/㎡K、C値(気密性能):0.30㎠/㎡
1|高断熱×熱交換換気
HEAT20 G2グレードを基本仕様とした断熱性能に第1種熱交換換気システムを加え、より省エネで快適な住環境を実現
2|日射取得
日射シミュレーションを綿密に行い、夏場は直射日光を遮蔽し、冬場は安定して陽射しを取り込めるよう、軒の出の長さを検討した