雄大な十勝の風景を彩る美しい邸宅が、1つ、また1つと生まれています。創り上げるのは、高い技術力と創造性豊かな家づくりで注目されているYOTUMOKU-side(四季設計舎)です。その空間は、住み手のこだわりとつくり手のこだわりが縦糸と横糸のように編み上げられた、上質な空間となっています。
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四季と書いてYOTUMOKU(ヨツモク)。その名のとおり、四季設計舎の家づくりの基本理念を表しています。それぞれの季節の風景を、暮らしの中で感じられる家づくりがYOTUMOKU-sideのコンセプトです。
空間のどこを見てもすっきりと納まりがいいのは、洗練されたデザインと、それを叶える職人の技術力があるからこそ。同社の吉田和憲社長は「スタッフ一人ひとりがYOTUMOKU-sideの家づくりを理解し、いかに求められるクオリティーを実現するかを考えながら現場に挑んでいます」と話します。
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十勝の雄大な風景になじみながら、四季を感じて暮らせる空間と、こだわりを実現する技術力。そんな同社の住まいをご紹介します。
Case.1 十勝の四季を映す窓と上質で贅沢な空間
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十勝らしい広大な畑が広がる自然豊かな地に間借りするかのように建てられたT邸は、YOTUMOKU-sideのコンセプトを体現する、四季折々の風景を映し出す窓が印象的な平屋の邸宅です。玄関に足を踏み入れると目に飛び込んでくる麦畑と青空。家族で囲むダイニングからは十勝平野まで見渡すパノラマの景色。冬は暖炉の炎と外の雪景色の対比が見事です。Tさんがほれ込んだというこの土地の風景を切り取る仕掛けが、そこかしこに施されています。
室内は、ゴージャスなじゅうたん敷きの共用部分や、間接照明をメインにした雰囲気のあるLDK。こだわりの設備を備えたキッチン、上質な素材を使った本物志向の意匠など、Tさんのこだわりが隅々まで詰まったラグジュアリーなホテルの雰囲気です。
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注文住宅ならではの独創的なデザインはもちろん、この端正な佇まいを実現しているのは、細部まで緻密に計算された創造性豊かな設計と、それを正しく具現化する職人技です。壁と一体化したようにフラットな各個室の扉は、見た目以上の難易度の高さです。枠なしの天井まで届く建具を、ぴったりと天井高と壁に合わせて納めるのは、1㎜のズレも許されないシビアな構造。仕上がりはTさんも納得の出来栄えです。
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また、何とかして住み手の願いを叶えたいとの思いは、キッチンや家具を一緒に探しに行ったり、極力サンプルを取り寄せて納得がいくまで選んだりと、とことん寄り添う姿勢にも表れています。「設計も担当された吉田社長は、なにをお願いしても『できます』と言って、期待に応えてくれるんです」と、Tさんが話してくれましたが、その「できます」は、職人の技術や妥協しない現場仕事に裏打ちされているのです。
Case2. 二世帯で暮らすゆとりある農家住宅
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ご両親と暮らす二世帯住宅として実家の建て替えを考えていたNさん。YOTUMOKU-sideに依頼したのは、高い技術力やデザイン性はもちろんのこと、十勝という地域性を熟知した地元の工務店であることも大きかったそうです。
土地柄、農家からの依頼や相談も多いというYOTUMOKU-side。プランも一般住宅とは少し異なる仕様が見受けられます。今回の家でも、大きな特徴の一つとして、作業の途中でも出入りしやすい広い勝手口が挙げられます。土足でそのまま入れる広い土間と、作業着や道具を置ける収納棚。洗濯機を設置できる排水設備など、仕事と暮らしが隣接した設計になっています。



間取りは以前の家をベースに住み慣れた家の感覚も残しつつ、使い勝手をよくして、動線や陽当たりも考慮し、一新しました。そんな中に旧宅で使われていたものをいくつか残しています。
例えば、玄関と和室の境の壁には、雪の結晶をモチーフにした組子細工の障子戸。和室には透かし彫りの欄間。勝手口の一角には子どもたちの背比べの傷が残る柱と、家の歴史や思い出を物語るものたちが新しいデザインとなって生まれ変わりました。また、玄関共有の二世帯住宅ということもあり、玄関や階段などの共有部分にはゆとりを持たせました。お互いが心地よくコミュニケーションをとりつつ、プライベートも確保できる間取りなのが印象的です。

そしてYOTUMOKU-sideの本領発揮ともいえるのが、細部へのこだわりです。設計時から緻密に計算された和室の建具や巾木、窓枠の納まり、素材の質感やデザインの統一感など、妥協せずに美しく仕上げる職人の高い技術が品格あふれる空間をつくり出しています。
この土地で、どんな暮らしを続けてきたか、これからどんな暮らしを続けていくのか。そこに思いを寄せて、住まい手とともにつくり上げた家は「新しいけど懐かしい」、そんな気持ちをNさんご一家に抱かせる、心地よい住まいとなりました。
十勝というフィールドの未来を彩る一軒を、施主とともにゼロからつくり上げていく。YOTUMOKU-sideが生み出す家の明かりは、着実に増えていくことでしょう。