無理のない予算、限られた敷地でも実現できるマイホームをお届けしたい。そんな思いから、10年前の設立以来、アイ建築工房では平屋造りのコンパクトハウスを提案してきました。近年は、デザインや住まい方により強くこだわりを持つお客様のためにさらに一歩先ゆく、上質な平屋の住まいづくりにも取り組んでいます。
お手本は「普遍的な形である自然の姿に学び、建物が環境と溶け合いながら、住む人にもフィットするデザイン」の大切さを唱えた近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト。アイ建築工房は、帯広市清流地区にライトの精神を受け継いだモデルハウスをオープンさせました。
この新しい試みは、代表取締役の太田好啓さんが5年前にライトの有機的建築を採用した「オーガニックハウス」と出会ったことが、きっかけで始まりました。「100年経っても色あせないライト建築のように、長く大切に住み継がれる住まいを帯広でも紹介し、広めたい」。その思いを実現するため、アイ建築工房はアメリカのフランク・ロイド・ライト財団から日本で唯一認定された日本オーガニックアーキテクチャーの正規登録会員になりました。
モデルハウスは、ライトの「有機的建築」の粋を集めたオーガニックハウスの代表的なモデル「ラッタンバリー」を、アイ建築工房らしくコンパクトにアレンジした平屋住宅。レンガをメイン素材に用いた外構、緑の庭も建物の一部としてプランニング、施工されました。
「厳格な規定に基づいて、建具やステンドグラスなどの意匠もアイ建築工房でデザインし、関係機関の認定をいただいています」。また、美しさと同時に、十勝の気候風土にマッチした室内環境を実現できるよう、独自の基礎断熱工法・P2工法を採用し、住宅性能を高めています。
天井高を抑え、内と外のつながり、採光を意識して設計された空間は、平屋とは思えぬ広がりを感じさせます。ライトが唱えた「有機的建築」をガラスや天然石、レンガ、木などの自然素材で表現した住まいは、十勝の四季を五感で味わうことができると、住まいにこだわりを持つ人の注目を集めています。
長い歳月を越えて今なお愛され続けるライト建築にならった本物志向のコンパクトハウスもまた、十勝の大地にしっかりと根付き、住み継がれていくことでしょう。自然素材を生かし、細部まで意匠を凝らした建物の心地よさを、モデルハウスを訪ねてお確かめください。