前回の記事では、Oさん宅の新居のプランが決まるまでの打ち合わせのことについてお話をうかがいました。ここからが本当にわが家が建つんだ、と実感するタイミング。いよいよ「工事」の始まりです。Oさん宅がどのように形づくられていき、施工中にはどんなことがあったか密着します。
実際、地鎮祭や上棟式などを経験してみての感想をお聞かせください。
当たり前ですが、初めての経験なのでワクワクしました!地鎮祭のときは「いよいよ始まるんだ」と感慨深い気持ちでいて、上棟式は「こんなに立派な柱が立つのか!」と驚きの気持ちでした。どちらも、大工さんを含めたくさんの工務店のスタッフの方に足を運んでいただき、これから家が建つことを一緒に喜んでくれているのを感じて、本当に嬉しかったのを覚えています。
工事中はよく現場に足を運びましたか?
毎週のように顔を出しました(笑)。どんなふうに家が出来ていくのか興味津々で、差し入れを持って通っていましたね。正直、何か間違いはないだろうか、と気になっていたこともありました。しかしながら見に行くたびに、外装や内装がどんどん変わっていて、あっという間に出来ていくので、感動の連続でした。完成する前にたくさん見ておくことができてよかったと思いました。
現場で変更した部分などはありますか?
もちろん現場では大工さんといろいろお話もしたりと、せっかくの家づくりを楽しませてもらいましたが、希望やこだわりは打ち合わせ段階で何度と話し合いしっかりとプランに固めていたので、工事中に変更した部分は特になかったと思います。
施工中、感じた不安などはありましたか?
施工中の不安は特になかったのですが、屋根まで出来て中に入ったとき、正直「思ったより狭い」と感じました。一瞬「ソファ入るかな?」と考えました(笑)。数値上では同じでも、平面図で見るときと実際出来上がったとき、さらには家具や物を入れたときで、やっぱり広さの感覚って全然違うんだなということを、家づくりをしながら改めて実感しました。
外観や内装が出来上がったときの感想をお聞かせください。
あまりないタイプの外観にしたいと思っていました。白い塗り壁にグレーのガルバリウム鋼板を組み合わせ、ポーチは板張りにすることで、温かみの感じられる外観になったかなと思います。想像どおりの形が実現できて嬉しかったです。
次回は、最終回。住まい手もつくり手も真剣に時間と手間をかけて完成した新居の住み心地はいかがなものか、Oさんに素直な感想をお聞きしたいと思います。