大きく開放的な吹き抜けと、高窓からリビングに注ぐ柔らかな陽射し、どこにいても家全体のことが感じられる一体感のある家。思い描いていたとおりの家づくりができたのは、3年に及ぶ住宅めぐりの中で得た知見とイメージを、「北海道ハウジングの森木さんが形にしてくれたから」だと、Nさんご夫妻は振り返ります。
家づくりへの決意は、長男が1歳のころ。子育てをしてみると、収納が少ない・玄関が狭い・仕切りが多いなど、住まいに不便さを感じるようになりました。何よりも子どもの動きを制限せざるを得ない不自由さに決意は深まるばかり。住宅めぐりと、家づくりの相談を何社もと重ねるうちに、しだいに住まいのイメージも明確になっていきました。そんな中、理想の家づくりを実現してくれる、地域の工務店を探して出会ったのが北海道ハウジングでした。
設計を依頼すると「リクエストが全部図面になっていました」と話すのは奥さん。家族みんなでゆっくり過ごせる広いリビングとそのリビングからの階段、そして子ども部屋の広い共用のロフトなど、もっとも大切にしたのは家族のつながりです。玄関からユーティリティまで続く回遊動線、広いシューズクローク、多目的に使える2階フリースペースなど、機能的にも充実した間取りになっています。奥さんが「苦手」と謙遜する調理作業が手早くノンストレスでできるように、キッチンは対面で、余裕のある動線に。1階にも2階にも大容量の本棚があり、いつでも読みたい場所で集中して読書ができ、フリースペースは、子どもたちの自由な遊びや学習、奥さんの家事作業にと大活躍です。
「住宅をたくさん見て、しっかり勉強されて、プランもイメージも十分話し合われていましたね」と森木さん。言葉で伝わらない部分は、奥さんがイラストを描いて渡し、形になりました。ダイニングの壁面飾り棚や間仕切り壁の一部を抜くデザインなど、子どもを見守る目線のデザインは、施工する側も勉強になったといいます。
Nさんご夫妻は、高窓から覗く夏の青い空の素晴らしさに、マイホームを持ったことを実感。この冬は、どの部屋も同じ温度という断熱・気密性の高い快適さを体感しました。春からは、広い庭の外構工事を始める予定。畑や花壇、遊び場づくりなど、家族みんなで考えつくっていく楽しみが待っています。