自然に囲まれた田舎での暮らしに憧れて、旭川市から和寒町に移り住んだNさんご夫妻。新居のある約320坪の広大な敷地には自作の薪小屋が立ち、「木々に囲まれた庭にしたい」というご夫妻の希望を託したシラカバの苗木がすくすくと成長中です。
暮らしの中心となるのは、2年前に完成した片流れ屋根の平屋。Nさんご夫妻の理想が詰まったこの住まいを手がけたのは「知人が建てた家に一目ぼれし、他社を検討することなく、依頼先は最初から心に決めていた」と、二人が信頼を寄せる北海道ハウジングです。
北海道ハウジングは、旭川エリアを中心にデザイン性の高い高性能住宅を展開する工務店。時間をかけて密度の高い打ち合わせを重ね、「いつまでも気軽に語り合える住まいの相談役でありたい」と考える同社の家づくりは信頼が非常に厚く、近年は札幌近郊からの依頼も増えています。「私たちの要望を楽しいアイデアと的確なアドバイスを交えて柔軟に受け止めてくれました。センスの良さはもちろんのこと、相談しやすい社長の人柄にも随分と助けられました」と、ご夫妻は北海道ハウジングとの家づくりを笑顔で振り返ります。
友人を招くことを想定した新居は、玄関ホールを起点にパブリックゾーンとプライベートゾーンを東西に振り分けたプラン。大きくボリュームを割いた東側のLDKは、勾配天井の吹き抜けや土間を介して広い庭と接続する開放的な空間です。「開放感を重視するために、水平梁を省きたい」というNさんの要望に対して登り梁の採用で応えるなど、構造上の工夫もなされていています。
使い勝手の良さを重視した奥さんの希望を叶え、キッチンから洗面スペース、ユーティリティ、ウォークインクローゼット、寝室をつなぐ行き止まりのない回遊動線を実現し、日常の動作をアシスト。水まわりを含むすべての床に採用したナラの無垢材や、LDKと寝室に採用した塗り壁などの自然素材が心地良さを向上させます。
冬は薪ストーブの暖房で十分暖かく、酷暑と呼ばれたこの夏もエアコン不使用で過ごせるなど、Nさんご夫妻の暮らしは春夏秋冬いつでも快適。積雪寒冷地で高性能住宅をつくり続けてきた同社の技術力が、省エネルギー効果の高い温熱環境を実現しています。「外を眺めながらリビングでくつろいだり、天気のいい日は庭で食事を楽しんだりしています」と話すNさんご夫妻。家庭菜園づくりや冬に向けての薪支度に精を出し、退屈知らずの毎日を満喫しています。