美しい山並みと広がる田畑。自然豊かな鷹栖町に、Iさんご一家が暮らす三角屋根の木の家が立っています。Iさんが家づくりで最も大切にしたのは、住み継ぐ家であること。「外観はその時々の流行ではなく、月日を重ねてもなじむ普遍的なデザインを理想としました」と話します。
建築関係の仕事に就くIさんが「住み継ぎ」を念頭に、新築の依頼先として選んだのが新濱建設。同社は自然環境の厳しい道北・旭川エリアにおいて、暑さや寒さをものともしない高性能住宅を展開する工務店。HEAT20で定めた断熱性能推奨水準G2レベルをクリアしていて、Iさんは「自社大工による確かな施工力、高い住宅性能、ローコストを考えた研究や勉強にも熱心な姿勢など、仕事を通じて知り合った新濱建設には信頼感がありました」と、他社を検討することなく新濱建設一択だったと話します。
2023年8月に完成した新居は、「間取りの普遍性」を意識して、1階はシンプルなプランを徹底。プライバシー色の強い水まわりは一番奥に設定し、キッチンのあるLDKを中心としました。大きな吹き抜けのある開放的なLDKは、ナラの無垢床やパイン羽目板の腰壁など、木の心地よさに満ちた空間。木材の自社加工や熟練した自社大工の技術が生きる美しい仕上がりです。リビングの一部は造作の棚やロールスクリーンで仕切る可変的なスペース。現在はベビーベッドを置いて子育てに便利な場所として機能していて、ライフスタイルの変化に合わせてリビングとひとつながりにすることができます。
2階は2つの個室と、引っ越しの荷物のほとんどが本だったというIさんご夫妻の蔵書を収める大きな造作本棚を設置したホールで構成。「読書やコーヒータイムを楽しんでいます」というご夫妻お気に入りの2階ホールは、窓の向こうに広がる豊かな自然と吹き抜けを介した上下階のつながりがもたらす開放感や、屋根なりの勾配と現しの梁や柱が深みを与える豊かな空間です。
「三角屋根の勾配を6寸にして無落雪にするなど、不便のない暮らしの提案は、新濱建設に依頼した自分の決断に間違いがなかったと思わせてくれました。おかげで月日が経っても価値の高い住み継ぐ家の実現ができたと思います」と笑顔で語るIさん。新濱建設が大切にする「世代を越えて長く住み継がれる家」を体現する自慢の家となりました。