結婚以来、ご両親と一緒に実家で暮らしてきたSさんご一家。「二人の子どもの成長とともに、生活スペースが手狭に感じるようになり、新築を考えるようになりました」。そう話すSさんは「人と同じでは物足りない、家族が楽しく暮らせる独創的で遊び心のあるオンリーワンの住まいを実現したい」と考えていました。
そして、地元の工務店・カワムラ工房に新築の相談をしました。お子さんの学校活動を通じて旧知の間柄だった川村代表なら「高い設計力、自由な発想と感性で、理想の住まいをカタチにしてくれると考えました」。さらに、依頼の決め手になったのが、オープンハウスで経験した気密性の高さでした。「換気システムをオフにして換気扇を回したら、ドアが開かなくなって驚きました。ここなら間違いないと直感しました」とSさん。
高気密な住まいを実現した秘密は、カワムラ工房で採用しているLIXILのスーパーウォール（SW）工法。「先代がその性能にほれ込み、26年前に採用。以来、一軒も修繕の依頼が来たことはありません。高い耐久性を目の当たりにし、10年ほど前から、新築住宅はすべてSW工法で建てています」と、川村代表は話します。
夏は35℃、厳冬期にはマイナス28℃と、約60℃の寒暖差がある土地に、Sさんご一家の新居が完成したのは2022年8月。「高性能ウレタンパネルで包み込んだ魔法瓶のような住まいは、夏の盛りでもに涼しく、真冬になっても陽射しが入ると床暖房が暑く感じるくらいです」と、奥さんは住み心地の良さを話します。
新居の住み心地の良さを支えているのが、気密性を表す「C値0.01」という驚異的な数値。「建物の隙間がまったくないといっていいほどの高気密な住まいを実現するには、施工時の職人の技によるところが大きいんです。より丁寧に、緻密な作業を重ねなければ、この数値は実現できません。それができるのが熟練したカワムラ工房の大工なんです」と、川村代表は胸を張ります。確かな施工技術で実現した高断熱・高気密の住まいは、厳冬期の灯油代が200L以下という低燃費を実現しました。
心地よい空気感に満ちた室内は、珪藻土や板金、アイアンなどを用いて、スタイリッシュに仕上げられています。「建てながら細かなところを日々、川村代表と現場で詰めていけたので、思った以上に個性的な住まいができました。カワムラ工房と一緒に楽しく快適なわが家をつくり上げたという満足感でいっぱいです」と、Sさんは笑顔で話してくれました。