メリット1|住宅密集地でもプライバシーを確保できる

privacy 都心部などの住宅が密集して立ち並ぶ地域では、隣の家との距離が近くなります。 窓やベランダの位置によっては、部屋の中が丸見えになったり、お互いの生活音が気になったりすることも少なくありません。

しかし、コートハウスは居住スペースを周辺から隔離して建てるため、プライバシーを確保できます。 天気の良い日に庭でヨガやバーベキューを楽しんだり、夜に寝転んで星空を見上げたりと、完全なプライベート空間で豊かな時間を過ごしやすいでしょう。

メリット2|半屋外空間により生活の幅が広がる

semi-outdoor コートハウスの庭は、一般的な前庭などに比べて室内とのつながりを感じられる点が特徴です。見通しが良くアクセスもしやすいため、室内を延長した半屋外空間として活用できます。

例えば、庭にテーブルや椅子を置いて食事を楽しんだり、ウッドデッキを敷いてアウトドアリビングにしたりと、ゆとりある開放的な空間があることで生活の幅が広がるでしょう。 小さな子どもやペットが道路に飛び出したりする心配がないため、家事をしながら安心して遊ばせられる点もメリットです。

メリット3|自然の光と風で心地よく過ごせる

コートハウスは、家の中心に外部空間である庭を設けるため、自然の光や風を室内に取り入れやすい構造になっています。 特に奥行きがある細長い敷地では、北側が薄暗くなることが多いため、明るく快適に過ごせるようコートハウスにするのもおすすめです。

また、湿気がこもりやすい環境では、フローリングや壁紙が劣化したり、カビや雑菌が繁殖したりと、家がダメージを受けやすくなります。 その場合はコートハウスにして、風通しを良くし湿気を逃がすことで、住まいを長持ちさせられるでしょう。

洗濯物が乾きやすくて乾燥機を使わずに済んだり、心地よい風が抜ければエアコンを使う頻度も減ったりするため、電気代を節約できて家計に優しい家になる点もメリットです。

メリット4|防犯性が高く安心して暮らせる

security コートハウスは、外部に対して「閉じた」構造になっている点が特徴です。大きな窓やベランダは中庭側に配置し、基本的に外周に目立つ開口部を設けません。

警視庁の調査データによると、空き巣被害の約6割は窓から侵入されています。その手口を見ると、閉め忘れた窓から侵入したり、窓ガラスを割って侵入したりするケースが約9割を占めていました。 外から見える位置に簡単に侵入できる場所があるのが、狙われる要因になっていることが分かります。

その点、コートハウスは防犯性が高く、安心して暮らせます。空き巣はもちろん、台風などで物が飛んできたときにガラス窓が割れる心配も少ないです。 室内の明かりが外へ漏れにくいため、不在の時間帯が周囲に分かりにくい点もメリットです。

参考:警視庁|令和4年の刑法犯に関する統計資料p.36〜39

メリット5|周辺環境が変化しても影響が少ない

家を建てたら何十年も住み続けるため、周辺環境が変わる可能性があります。 例えば、隣の家が建て替えられて窓の位置が変わったり、にぎやかな家族が引っ越してきて生活音が気になったりすることもあるでしょう。

しかし、コートハウスは自宅の敷地内に開いているため、周辺環境が変化しても影響を受けにくいという特徴があります。新築時に設計したお気に入りの環境のまま、長く快適に住み続けることができます。

また、コートハウスの中庭の景色は、自然の景観と異なり自由にコントロールすることも可能です。 気分に合わせてウッドデッキから人工芝に替えたり、ライトアップして夜の時間を楽しむ空間を演出してみたりと手を加えやすいため、住み続けるほどに自分たちの好みに合った家に育てていけるでしょう。

次に、コートハウスにデメリットはあるでしょうか。