北洲が商品企画・資材供給する住宅ブランド「美しい小さな家」は、地域工務店が提供する高断熱・高気密かつ高品質にこだわり、住み継がれる価値のある本物の家です。「美凛(びりん)」「SUPERB(スパーブ)」「ニホンノイエ」「Etre!(エトレ)」と名付けられた4つのシリーズがあり、この記事では、『美凛 SERIES』のモデルハウスをご紹介します。
大きく架けられた切妻の三角屋根は、日本だけでなく世界各地で見られるスタンダードなスタイル。2階部分全体を覆う勾配のある形は印象的でありながら、伝統に裏打ちされた落ち着きを醸し出します。「美しい小さな家」標準仕様の陶器瓦屋根に加え、「美凛」標準仕様の石器質素焼きタイルで、経年劣化ではなく「経年変化」を楽しみ、住み手とともに歴史を紡いでいける、そんな住宅を目指しました。
「美しい小さな家」各シリーズの中でも、外観のディテールにこだわった「美凛」の見所は、大きな三角屋根と素焼きタイルの外壁だけではありません。日本の伝統的建築様式であり、幅によって家の格を表わした「出し桁工法」と、神社建築でよく見られる「せがい造り」を取り入れ深い軒下空間を確保。屋根を雨風から守る破風は内側に少し角度を付けています。外壁の素焼きタイルは石器質で、何十年経っても古ぼけることがなく、半永久的にメンテナンスが不要です。屋根瓦とともに時を経て味わいが増す素材を選んでいます。
深い軒下空間は雨風を防ぐだけでなく、季節ごとに角度が変化する陽射しを遮ったり導いたりして、室温を調整するための伝統的なパッシブデザインの手法でもあります。広いウッドデッキを設置したスペースで、ベンチやテーブルを置いてコーヒーや読書を楽しんだり、腰かけて庭の様子を眺めたりなど、多目的なゆとりのある空間として使用できます。
勾配のある三角屋根の外観どおり、室内空間も小屋裏まで開放した大胆なデザイン。それでいて、家全体をしっかりと覆う安心感も醸し出します。通常の吹き抜けは高さ約5mですが、大屋根デザインでは最高6mほど。大空間ですが、「美しい小さな家」標準仕様である北海道基準を超える断熱・気密性能で、床面から小屋裏までの温度差はほぼありません。伝統を生かしながら最新の技術を融合させることで、懐かしさと快適さを両立させた住まいです。
【美しい小さな家】のほかのシリーズも併せてご覧ください
・自宅で愉しむ、自宅を楽しむ。「SUPERB SERIES」
・暮らしにゆとりを。新基準、日本の家。「ニホンノイエ SERIES」
・自然と同調し、やがて景色となる。「Etre! SERIES」
【美しい小さな家】のシリーズをまとめて知りたい方はこちらから
・【東北・規格住宅】北洲と地域工務店が提供する「美しい小さな家」