無垢で素朴な家づくりを特徴とする共栄ハウジングの自社ブランド「rustic+factory(ラスティック+ファクトリー)」。地球環境に逆らわず、自然の摂理にのっとった家づくりを通して、住む人に本当の「豊かな暮らし」とは何かを問いかけ、提供することをモットーとしています。
2023年2月に仙台市内に完成したIさん宅は、そんな同社の理念が凝縮された二世帯の住まい。デザイン・性能・素材、すべての面において、心身ともに健康的に暮らせる仕様が満載です。
Iさんの祖母が住む家を建て替え、同居することになったIさんご一家。たまたまSNSで共栄ハウジングのブランド「rustic+factory」の家を目にし、デザイン性に惹かれたことから同社に家づくりを依頼しました。
スギ板張りと塗り壁の素朴な外観が印象的な新居は、1階に祖母の生活空間と共用の浴室、洗面脱衣室、2階にIさんご家族のスペースを配置。1階は白をベースとした明るい雰囲気でまとめ、回遊動線を取り入れるなど、高齢の祖母の暮らしやすさを最優先としました。
PLAN |
2つの世帯がお互いのプライベートを大切にしながらも、一緒の時間を楽しめる距離感を大切にしました。また、1・2階とも住む人に合わせてデザインや動線を考慮。それぞれにとって暮らしやすい空間を追求しています。毎晩夕飯後には1階リビングで一緒にお茶を飲み、楽しむのが日課だそうです。 |
一方、2階はご夫妻好みのインダストリアルテイスト漂う空間。階段を上ると吹き抜けのような高天井のLDKが目に飛び込み、開放感は抜群です。また、西側のプライベート空間をスキップフロアとすることで、落ち着きと視覚的な変化を演出しました。
高レベルな住宅性能にも定評のある共栄ハウジング。奥さんは「デザイン面はもちろん、私たちの頭にはなかった性能面についていろいろな提案をしてもらえたことがありがたかったです」と振り返ります。
MATERIAL |
水平ラインが美しい南面のフォルム。地球に優しい暮らしに貢献できるよう、可能な限り自然素材を使用しました。また、時間が経つにつれて味わいが深まる素材使いにもこだわっています。外壁や構造材には美しく機能的で費用対効果にも優れた秋田スギを用いました。 |
2月の極寒期も、30度を超え暑かった日も快適に過ごすことができ、「性能の高さは健康的な暮らしに直結する」と実感。以前住んでいたアパートより広く、家族が増えたにもかかわらず、光熱費がほとんど変わらなかった点も驚きだったそうです。デザインと性能が高いレベルで調和した空間で、お互いに心地よい距離感を保ちながら、心身ともに健康的な暮らしを楽しんでいるIさんご一家です。
PASSIVE DESIGN |
季節ごとの太陽の角度を計算し、南面に夏の日射を遮る軒や縦格子、冬の日射を取り入れる大開口を計画。格子の中のウッドデッキは、張り出させた軒で日射をコントロールしています。夏場は重力換気で冷房の利用期間を短縮させ、また冬場に基礎コンクリートを蓄熱体として活用できるよう基礎外断熱を採用しました。 |
Iさん宅は当社推奨のダブル断熱により、最高ランクの「断熱等級7」を実現したお住まいです。高断熱・高気密な躯体性能に加え、日射をコントロールする軒や木格子、空気の浮力を利用する重力換気を考慮した窓の配置など、随所にパッシブデザインを導入し、極力機械に頼らない暮らしを可能としました。暖房には輻射熱により室内を緩やかに暖めるパネルヒーターを採用しています。
私たちが真に目指すのは、より心豊かで健康的な暮らしができる居場所づくりであり、住宅性能を上げることはそのための一つの手段だと考えています。Iさん宅でもさまざまな手段を駆使し、ご家族が穏やかに仲良く暮らせる舞台をご提案できたのではないかと思います。
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