太陽光を最大限に活用した
光熱費のかからない家を目指して
新居の建築にあたり、Kさんが漠然と思い浮かべていたわが家像は、省エネで暖かく暮らせる住まい。住み心地や経済性を左右する住宅性能には、しっかりと予算を充てようと考えていました。
これからの住まいづくりについて調べるほどに、エネルギーの自給自足を目指す発電・蓄電設備にまで興味がどんどん広がっていったというKさん。そこで住宅性能に定評があり、ZEHの実績も豊富なキクザワに新築を依頼し、最高レベルの住宅性能を備え、太陽光発電をフル活用する新居のプランづくりに二人三脚で取り組みました。
新居は、UA値0.19、C値0.15という高い断熱・気密性能に加え、送電網から独立させた自家消費専用システムを設けて家電や蓄電池に利用し、電気自動車から住宅に配電できるV2Hシステムを導入しました。そしてキクザワ初の試みとして、寒冷地用エアコン1台で約46坪の空間を十分に暖房できるオリジナルの全館空調システムも採用。パネルヒーターを採用するセントラル暖房に比べ、コストを大幅に削減しながら、快適な室内環境が実現できました。
家族で育む楽しみを残した
余白も大切に考えた家づくり
高い住宅性能とエネルギーの自給自足に徹底してこだわった一方で、Kさんには、家族がお互いの存在を感じつつ、それぞれの時間を楽しめる居場所を備えたいという希望がありました。
設計を担当した菊澤章太郎さんはその希望に応え、奥行きのある建物の形状を生かし、1階はオープンなLDKから水まわり、寝室へとつながり、パブリックからプライベートへ、生活空間を緩やかにゾーニング。半地下にはKさんの趣味室兼書斎、中2階には子どもたちの遊び場となる和室、2階には奥さんの趣味室を設けました。
そして造作はつくり込み過ぎないことを心がけました。「住まいづくりは出来たときが完成じゃないので、ご家族で暮らしながら、変化を楽しみながら、ゆっくり育てていただきたいと思っています」と菊澤さんは話します。
道産ナラ無垢材の床、珪藻土の壁、タモ材を基本とした造作家具。太陽の恵みとキクザワらしい自然素材に包まれたシンプルな空間は、いまだ発展途上。これから家族の暮らしに磨かれ、彩られて華やかな表情をまとっていくことでしょう。
長く住み続けるマイホームだからこそ機能や性能など、目には見えない部分を大事にした、経済的にも環境的にも負担が少ない家が良いと考えていました。高性能住宅にこだわり続けてきたキクザワは、ZEHを数多く手がけた豊富な経験と知識も頼もしく、理想の住まいを一緒に追求していける最高のパートナーでした。おかげで、高性能・高機能ながら、子どもたちが安心して過ごせる環境を未来へ引き継げる、脱炭素化を意識した家づくりが実現できました。(Kさん談)
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