Case.1
緑の庭を眺めて暮らす
贅沢リノベーション

仙台の市街地に立つ築37年のマンションの一室のリノベーション事例です。窓際にあった6畳の和室をなくしてLDKと一体化させ、20帖超の広々とした家族の団らん空間を実現しました。室内に足を踏み入れると、「これが本当にマンション?」と目を疑うような部屋が目に飛び込んできます。

工事前のマンションの室内
工事前のマンションの室内

以前は和室だったスペースをリビングに。壁を取り払い、広々としたLDKを実現した
以前は和室だったスペースをリビングに。壁を取り払い、広々としたLDKを実現した

ヒノキとスギ、漆喰に包まれた室内には、色に深みのある拭き漆のケヤキのカウンターや、木目が美しいニレのキッチン収納など、職人の手仕事が生きる造作の数々。ダイニングテーブルや椅子、テレビボード、ソファ、ローテーブル、ベッドなどの主な家具は、四季工房のインテリアセレクトショップ「WSSA」で選んだ品々で、無垢材を多用した高品質な家具が、素材感の豊かな空間を静かに彩ります。

ヒノキの床に漆喰壁という自然素材の心地よさに包まれた室内。拭き漆で仕上げたケヤキの一枚板の造作カウンターが重厚感と和の趣を醸す
ヒノキの床に漆喰壁という自然素材の心地よさに包まれた室内。拭き漆で仕上げたケヤキの一枚板の造作カウンターが重厚感と和の趣を醸す

この部屋は1階で専用庭が付随しており、庭の植栽を含めて同社でコーディネートしました。街中のマンションに暮らしながら、庭仕事をしたり、気持ちがいい緑を眺めて過ごしたりする贅沢な時間を味わうことができます。

スギの板壁が落ち着きを感じさせる寝室、イ草の畳が香る和室、総ヒノキづくりの水まわり…。すべての部屋に見どころが散りばめられたこのマンションは、高級旅館のような上品さとリゾートホテルのような開放感を兼ね備えたプレミアムな住まいに生まれ変わりました。

高さや形状、素材による変化に富んだ意匠が、マンションとは思えない立体感や住まいとしての個性を演出
高さや形状、素材による変化に富んだ意匠が、マンションとは思えない立体感や住まいとしての個性を演出
キッチンの背面にカウンター収納を造作し、不足していた作業スペースや収納を確保した
キッチンの背面にカウンター収納を造作し、不足していた作業スペースや収納を確保した
1階なので、日向ぼっこをしながら縁側で庭の緑を眺めて暮らすことができる
1階なので、日向ぼっこをしながら縁側で庭の緑を眺めて暮らすことができる
スギ板のアクセントウォールが安らぎを感じさせる寝室。内窓を施工して、断熱性と防音性を高めた
スギ板のアクセントウォールが安らぎを感じさせる寝室。内窓を施工して、断熱性と防音性を高めた

■建築データ
構造規模 マンション(築37年)
リノベーション面積 67.05㎡(約20坪)
<主な内部仕上げ> 
床/ヒノキ、壁・天井/漆喰・スギ板張・ヒノキ板張

Case.2
間取り変更と性能強化で
快適な暮らしを実現

こちらも築37年のマンションの一室をリノベーション。四季工房らしいこだわりの内装仕上げに加え、現代のライフスタイルに合わせて大幅に間取りを変えました。

暗くて閉塞感が強かったキッチンを、6畳の和室があった明るい窓際に移動。代わりにもとのキッチンの位置に3畳半の和室を設けました。これにより9帖しかなかったリビング・ダイニングが、ほぼ倍の広さの大空間に。和室は、高低差のある天井とそのつくりを生かした間接照明、床から浮かせた吊り押し入れなど、立体感と視線の抜けの効果を生かしたつくり込みで、コンパクトさを感じさせません。

窓から射し込む光が漆喰壁に反射して、室内はより明るい印象に。冷蔵庫置き場を兼ねた造作の収納棚が空間を緩やかにゾーニング
窓から射し込む光が漆喰壁に反射して、室内はより明るい印象に。冷蔵庫置き場を兼ねた造作の収納棚が空間を緩やかにゾーニング
閉塞感が強かったキッチンは窓際へ位置を変更。オリジナル設計の造作で面材にはスギ板をあしらった。明るく開放感のあるスペースで料理が楽しめる
閉塞感が強かったキッチンは窓際へ位置を変更。明るく開放感のあるスペースで料理が楽しめる
キッチンの作業台はオリジナル設計の造作。面材にはスギ板をあしらった
キッチンの作業台はオリジナル設計の造作。面材にはスギ板をあしらった
もとのキッチンの位置に設けた3畳半の和室は、立体感と視線の抜けの効果を生かしたつくり込みで、コンパクトさを感じさせない

古いマンションでは遮音性や冬の寒さ、夏の暑さも気になるところ。特にここは都心部のため、外の騒音も懸念されました。そこで床高を少し上げてヒノキの無垢フローリングを張るとともに、開口部には造作の内窓を施して防音性や断熱性をアップ。快適な温熱環境の中、階下に物音が伝わることも外の騒音も気にすることなく暮らせるよう配慮しました。

柔らかな木肌のヒノキは足触りも気持ちよく、スリッパいらずの生活を楽しめるのも嬉しいところ。漆喰壁の調湿・消臭効果も加わり、室内は一年中、心地いい空気に満ちています。味わいが深まる本物の質感と自然の安らぎを住まい手へ。そんな気づかいが感じられるリノベーションの一例です。

工事前の室内の様子
工事前の室内の様子

ダウンライトや間接照明、スタンドライトなどを、効果的に配した照明が、室内をより魅力的に彩る。3畳半の和室は、吊り押し入れとすることで視覚的な広がりを演出
ダウンライトや間接照明、スタンドライトなどを、効果的に配した照明が、室内をより魅力的に彩る。3畳半の和室は、吊り押し入れとすることで視覚的な広がりを演出
寝室は、もともとの壁の凹凸を活かし、スギ板をアクセントウォールにして上質感を高めた
寝室は、もともとの壁の凹凸を活かし、スギ板をアクセントウォールにして上質感を高めた

 

■建築データ
構造規模 マンション(築37年)
リノベーション面積 53.77㎡(約16坪)
<主な内部仕上げ> 
床/ヒノキ、壁・天井/漆喰・スギ板張・ヒノキ板張

※マンションの内覧をご希望の方は、メールやお電話にてお問い合わせください。

四季工房プレミアムリノベーション事業部(仙台)
〒989-3203
宮城県仙台市青葉区中山吉成1丁目17-27
TEL 022-277-9831

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「工務店」やその家づくりについて、皆さんはどのくらいご存知でしょうか?大きな住宅展示場にモデルハウスを持ち、多数のメディアで大々的に広告している大手ハウスメーカーに比べ、地域の「工務店」は、興味はあってもなかなかその実情を把握しにくいのが現状です。

そこで今回は、それぞれに特徴や強みの異なる工務店との家づくりをご紹介。工務店をパートナーに選んで建てた実例と住まい手の声を通じ、その魅力を紐解きます。す。

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